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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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もちろんスカイは、大喜びのはずだ。しかし、ポートが得意種目を利用してタイムを取り戻すどころか、4分20秒遅れの区間55位で……、8分52秒遅れの総合18位に沈んでしまったことに関しては、簡単には消化できないかもしれない。
「このジロは、リッチーにとって、ラッキーではなかった。データ上では簡単そうに見えたコースが、実際のところは、ひどく難しい日になってしまった。総合争いはもはや難しいだろう。でも、ここらか先も、勝利に向けて戦っていく」(キリエンカ、チーム公式HPより)
オレグ・ティンコフ氏も、大喜びしていた。コンタドールのマリア・ローザだけでなく、なんと、キリエンカの区間勝利にも、賞賛の声を送った!
「アルベルトがリーダージャージを取り戻して、本当に満足している。でもキリエンカの勝利もすごく嬉しい。だって彼のことは、若い時から知ってるから。僕の昔のチーム(ティンコフ・クレジットシステム)で、選手をしていたんだからね。つまり僕にとっては、可愛い子供2人が、いっぺんに素晴らしい成績を上げたようなもの。二重の喜びだ!」(ティンコフ氏、TVインタビューより)
前ステージの落車でファビオ・アルから36秒を失い、19秒差の総合2位に陥落したコンタドールは、ゴール直後は、失ったタイムのことを深刻に考えたという。ただし、夜のうちに、「たいした秒数じゃない」と思い直したそうだ。その後は、チェーンに打ち付けた左足の膝の様子が、不安になった。それも今朝起きて、ローラー台を回してみたら、「たいしたことなさそうだ」と分かった。それでも、前半飛ばしたキリエンカとは逆に、第1中間ポイントまでを1分06秒遅れの19位でゆっくり走った。
「コース前半は、少し抑えめにペダルを回したんだ。ただ実際に走ってみて、調子が問題ないことが分かったから、後半は全力で飛ばしたよ」(コンタドール、ゴール後TVインタビューより)
そこから8位→4位→3位と順位を上げていった。後半のアップダウンゾーンだけみれば(35.1km〜フィニッシュまで)、キリエンカを1分01秒も上回るスピードに達している。
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