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サイクル ロードレース コラム 2021年3月19日

【Cycle*2021 ミラノ〜サンレモ:プレビュー】王者ファンアールトの前に立ち塞がるアラフィリップと宿敵マチュー。超人達がシーズン最初のモニュメントタイトルを奪い合う!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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愛称通り「スプリンターズクラシック」になるか、それともパンチャーやクライマーが事を有利に運ぶかどうかの鍵は、最終盤の2つの上りが握る。それが残り21.6kmのチプレッサ(登坂距離5.6km、平均勾配4.1%、最大9%)であり、そして残り6.5kmではおなじみポッジオ(3.7km、3.7%、8%)。

たしかに上りの難度こそ高くはなく、近年はむしろダウンヒル特攻へ向けた重要な駆け引きの場だ。なにしろ下りはまさしくチキンレース。2018年大会ではポッジオでの爆発的なアタックの後、クレイジーなダウンヒルでヴィンチェンツォ・ニバリが「0秒差」の逃げ切りを決めているし、昨2020年は上りでジュリアン・アラフィリップに引き離されながらも、ワウト・ファンアールトが持ち前の巧みな下りテクニックで追いつき、そのまま一騎打ちスプリントを制した。

クラシックの中のクラシック、「クラシチッシマ」との別名も誇る今大会を、史上最強の自転車王エディ・メルクスは計7度も勝ち取ったが、現役の中で2度勝った選手はいない。最後に複数勝利を挙げたのはオスカル・フレイレ(2004、2007、2010年)で、最後の連覇はエリック・ツァベルの2000・2001年に遡る。それだけ「勝ちパターン」に持ち込むのが難しいレースということなのかもしれない。

ディフェンディングチャンピオンのファンアールトは、ティレーノ〜アドリアティコ区間2勝&総合2位の絶好調の脚で、果たして20年ぶりのサンレモ連覇を成し遂げられるだろうか。

アラフィリップ

サンレモの極意に近づいた男

最大のライバルに挙げられるのが、現時点では最もサンレモの極意に近づいた男、過去4度出場・優勝1回・表彰台2回のアラフィリップ。そして、もちろん、少年時代からの宿敵マチュー・ファンデルプールだ。

三つ巴の戦いでファンアールトが警戒すべきは、まずはウルフパックの凄まじいチーム力。もしもスプリントにもつれ込んだ場合、今季絶好調のサム・ベネットとダヴィデ・バッレリーニの2人が控えているのも、アラフィリップにとっては有利だ。

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