人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【パリ~ニース 第4ステージ:レビュー】プリモシュ・ログリッチが圧巻の独走勝利「今日の僕には勝ちで締めくくれるだけの最高の脚があった」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか「ツールのジャージとは違うけどね。まったく別物さ。ただ少なくとも、明日1日は、山岳ジャージを着て走れる。満喫するつもり」(ペレス)
プロトン
この6つ目のブルイィ山の、細くうねる坂道で、本物の戦いは勃発した。前方ではベルナールが1人で先を急ぎ始めた。そこまでユンボ・ヴィスマの統制下にあった後方集団は、複数の野心的なチームが引っ掻き回しにかかった。もちろんステフェン・クライスヴァイクとジョージ・ベネットが冷静に手綱を引き、エースのログリッチは難なく前線にとどまり続けたが、そこまで必死にプロトンの尻尾にしがみついてきたマイヨ・ジョーヌのシュテファン・ビッセガーは、ついに千切れた。
山頂を越え、下りに入った直後のカーブでは、テイオ・ゲイガンハートとダヴィド・ゴデュが地面に投げ出された。昨ブエルタでも区間2勝に尽くしたブルーノ・アルミライルがすぐに駆けつけたおかげで、ゴデュは問題なく集団復帰を果たす。一方で昨ジロのマリア・ローザはしばらく孤独に先を続けた後、チーム医師の判断で自転車を降りた。落車時に頭を打ち付けたため、大事を取っての途中棄権。リッチー・ポートの初日リタイアに続き、イネオスは総合リーダーを2人とも失ってしまった。
呪われていたのは英国軍だけではない。前日の個人TTをコンマ差で落としたレミ・カヴァニャは、残り15kmで潔く飛び出した。ルイスレオン・サンチェスも後に続き、つまり2人のTT巧者が頼もしいデュオを作りあげた。メイン集団にはすぐに30秒のリードを奪い、孤独に前を行くベルナール捕獲まであとわずか……に迫った残り7km、カヴァニャにまさかのメカトラ。バイク交換を待つ間にプロトンに追い抜かれ、勇敢な試みにはあっけなく終止符が打たれた。
「逃げ切れると信じて全力を尽くした」というベルナールは、残り5.7kmでサンチェスにとらえられ、ラスト4kmで置き去りにされた。そのサンチェスもまた、すぐにログラにとらえられられることになる。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
4月21日 午後7:30〜
-
4月17日 午後7:45〜
-
Cycle*2024 リエージュ~バストーニュ~リエージュ ファム
4月21日 午後11:55〜
-
4月7日 午後6:05〜
-
Cycle*2024 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ
4月17日 午後11:55〜
-
Cycle*2024 月チャリ~#jspocycle NEWS~ (04/22)
4月22日 午後7:00〜
-
3月31日 午後4:55〜
-
J SPORTSオンラインショップ インフォメーション #1
4月19日 午後5:30〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!