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サイクル ロードレース コラム 2021年3月17日

フランスで17年目の春を迎える別府史之「1つ1つのレースに100%の力で挑む」

サイクルロードレースレポート by 辻 啓
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2005年のプロ入りからずっと、別府史之はフランスに身を置いて活動してきた。数々の全日本タイトルやツール・ド・フランスの大舞台での敢闘賞、5大クラシック完走などの輝かしい成績を収めているが、近年はチームメイトのために身を粉にした走りが目立つ。個々の成績だけでは選手の価値を図ることができない、ロードレースの奥深さと魅力を体現している37歳に話を聞いた。

別府選手

「高校を卒業してからフランス拠点に活動しているので、人生の半分をこっちで過ごしていることになります。日本語が心配です(笑)」と、オンラインインタビュー画面の向こうで別府は照れ臭そうに笑った。今年から加わったEFエデュケーション・NIPPOのピンク色のTシャツが映える。その背後に映り込むのはレンガ柄の壁紙ではなく本物のレンガが積まれた壁。

フランス人の妻マリリンさんと娘さんとともに別府が住むのはフランス東部のアイン県。フランス第二の都市リヨンの北部に位置し、スイス国境とは直線距離で70kmほどしか離れていない。もっとざっくり分かりやすく言うと、アルプス山脈とジュラ山脈の西側、ワインの産地ボジョレーの近く。「この地域に住んでもう11〜12年ぐらい経つので、ほぼ地元のような感覚。そんなに寒くないだろうと思われがちなんですが、山に行くと雪は積もっているし、雪だるまみたいに着込んで走っていると隣でスキーをしている人がいたり。最低気温はマイナス10度近くまで下がりますね。それでいて盆地なので夏は暑い。山梨みたいと言えばいいのかな。少し前に春一番のような風が吹いて春めいてきました」。

別府選手

そんなアイン県も例外なく2020年から新型コロナウイルスの影響を受けてきた。「プロサイクリストは走ることが仕事なので外で活動することは可能なんですけど、午後6時をすぎると外出ができない。外出するには許可証が必要だったり、地域によってはまたロックダウンするという話が出ています。平日は仕事で外出できるけど週末は外に出ないでくれという状況です」。今でも移動は大きく制限されているが、トレーニングは問題なくこなすことができていると言う。

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