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サイクル ロードレース コラム 2020年11月5日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 レースレポート:第14ステージ】実力者同士の真っ向勝負!今大会2勝目を掴んだティム・ウェレンス「今日はすべてが完璧だった」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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フィニッシュシーン

先頭でフィニッシュするティム・ウェレンス

実力者揃いの逃げ集団が、真っ向勝負を繰り広げた。上りでも下りでも力強く対応し、タイミングもポジションも見誤らなかったティム・ウェレンスが、素早く区間勝利をさらい取った。5日目に続く今大会区間2勝目であり、記念すべきキャリア通算30勝目でもあった。

「簡単な勝ちではなかった。まずは逃げに乗るために戦わなきゃならなかったし、そこからも1日中、猛スピードで走り続けた。上りスプリントでは、僕は上手く立ち回り、1番になった」(ウェレンス)

最終日マドリードを除くと、2020年ブエルタ・ア・エスパーニャの総合争いも残すは4日。「まだ難しいステージが残っている。警戒し続けなければならない」と前夜マイヨ・ロホを取り戻したプリモシュ・ログリッチは気を引き締め、39秒差の総合2位に後退したリチャル・カラパスもまた「順位を上げるためにトライする」と野心を隠さない。

もちろん区間勝利を狙う選手にとっても、最終日を待ちわびるスプリンターを除けば、チャンスは残り4回。しかも「今日の地形は僕が勝ったステージと似てる!」と5日目に逃げ切り勝利を決めたウェレンスが語っていたように..「後半に中程度の山が複数+短い上りフィニッシュ」という今区間は、間違いなく大逃げ野郎たちの胸をときめかせた。

凄まじいドンパチでステージは幕を明けた。あらゆるチームが入り乱れ、アタック合戦を繰り返す。ユンボ・ヴィスマさえも、積極的に前に選手を送り込んだ。スタートから約30kmで26人の一団が飛び出していった時などは..黄色いジャージが4人も紛れたほど!

ただし総合6位ワウト・プールスや7位フェリックス・グロスチャートナーを含む、総合上20人中7人が滑り込んだ巨大な集団は、さすがに10kmほど先で後方へと引きずり降ろされた。

時速49km超の激しい攻防は1時間ほど続いた果てに、とうとう小さな塊が前方へと抜け出した。マイケル・ウッズ、マルク・ソレル、ディラン・ファンバーレ、ゼネク・スティバル、そしてご存知ウェレンスが、どんどんメイン集団から遠ざかっていく。さらに慌てて飛び乗ろうとして失敗したギヨーム・マルタンの代わりに、頼もしい補佐役ピエールリュック・ペリションが、やはり26人集団に4人を送り込んでいたサンウェブ代表として、テイメン・アレンスマンが、ぎりぎりで逃げに滑り込んだ。合計7人に膨らんだ先頭集団は、後方から最大5分半のタイム差を奪い取った。

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