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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 レースレポート:第12ステージ】クレイジーなほどの勾配を、凄まじいパワーでねじ伏せたヒュー・カーシー「観客が望むものがすべて揃った」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかトップでフィニッシュするヒュー・カーシー
20%超が500mも続く最大勾配ゾーン「クエニャ・レス・カブレス」にぶち当たると、誰もが大いにもがいた。とりわけログラは苦しんだ。それをカラパスは見逃さなかった。直後、残り2kmのやはり勾配20%「エル・アヴィル」で、思い切って敵を振り払った。アシストだけが一瞬動き、やはりエースは動けない。そのままカラパスは突進を続け、マスをとらえた。さらにはカーシーも追いついてきた。追いついたどころか2人をあっさり置き去りにした。
残り1.2km、最後の難所「ロス・ピエドロシネス」の20%ゾーンを、カーシーはひとり突き進む。しかも大きなギアを回し、クレイジーなほどの勾配を、凄まじいパワーでねじ伏せた。すべてを振り切りフィニッシュへと飛び込み、人生初のグランツール区間勝利を手に入れた。
「プロのレースで勝つことだけでもすでに夢が叶ったと言えるのに、グランツールの、しかも伝説的上りで勝てたんだからね。これ以上のことなんてないよ。上手く言葉にならない」(カーシー)
後から追いついてきたウラソフが、長時間トップを走り続けたマスと共に、フィニッシュになだれ込んだ。残り1kmで脚が止まったカラパスは、少し引き離されたが、両者と同タイム16秒遅れの4位で1日を終えた。クスの懸命のサポートのおかげで、ログリッチは区間勝者から26秒遅れ、カラパスから10秒遅れでフィニッシュラインを越えた。マーティンも同タイムだった。
「スプリンターには厳しすぎる上りだったよ(笑)。最高の1日ではなかったけど、最終的には問題ない。この成績に満足だ。そりゃあタイムを失うよりは稼げたほうが嬉しかったけどね」(ログリッチ)
つまり大会初日からログリッチ5日→カラパス4日→ログリッチ2日と着回してきたマイヨ・ロホは、再びカラパスに手渡された。ログリッチは10秒差の2位に後退し、カーシーが32秒差の総合3位へと浮上した。入れ替わり4位に落ちたのはマーティンで、35秒差につける。ちなみにカーシー以外の3人は、大会初日からここまで、4位圏外に落ちたことはない。カーシーもまた大会6日目以降は4位以内をキープしている。
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