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サイクル ロードレース コラム 2020年11月2日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 第12ステージ結果速報】ヒュー・カーシーが伝統峠アングリルを制しグランツール初区間優勝、カラパスが総合首位へ返り咲き

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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ヒュー・カーシー

超級アングリルを制したのはヒュー・カーシー

休息日前のクイーンステージは超級アングリル山頂フィニッシュ。アクチュアルスタートが切られるとアントニー・ルー(グルパマ・エフデジ)とジュリアス・ファンデンベルフ(EFプロサイクリング)の2人が抜け出し18人の追走グループが残り92km地点で合流し、20人での逃げグループとなった。ギヨーム・マルタン(コフィディス)、マティア・カッタネオ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、ルイスレオン・サンチェス(アスタナ プロチーム)、イマノル・エルビティ(モビスター チーム)、アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH)らが名を連ねる。

メイン集団から追走でダヴィデ・フォルモロ、ジャスパー・フィリプセン(共にUAEチームエミレーツ)トーマス・マルチンスキー(ロット・スーダル)が抜け出し先頭グループへのジャンプアップをはかる。3級山岳2つは山岳賞ジャージ着用のマルタンが先頭通過、下り終わったところでフォルモロが先頭グループに追いつく。1級モスケタ峠へ後続に3分弱のタイムギャップを持って上り始め、メイン集団はチーム ユンボ・ヴィズマの牽引からモビスター チームに替わっている。山頂はマルタンが先頭通過、下りでフォルモロが単独落車しメイン集団に戻っていった。

1級コルダル峠手前でマルタンをアシストしていたピエールリュック・ペリション(コフィディス)が遅れ、メイン集団も40秒後方に迫っている。カッタネオとサンチェスが抜け出し山頂を目指す、マルタンが先頭に追いつき山頂を先頭通過、マルタンはこの日26ptを獲得し次点のカラパスに46ptの差をつけた。メイン集団ではクリス・フルームがリチャル・カラパス(共にイネオス グレナディアーズ)をアシスト、集団を縮小することに成功した。

サンチェスら3人の先頭で最終峠アングリルに突入、タイム差は20秒程度。集団はロベルト・ヘーシンクの牽引で先頭グループを吸収し、ヨナス・ヴィンゲゴー(共にチーム ユンボ・ヴィズマ)が山岳アシストを引継ぎ10人にまで人数を減らした。ラスト3.6kmでヤングライダー賞首位のエンリク・マス(モビスター チーム)がアタック、集団は見送りたんたんと激坂区間を一定ペースで進んでいく。

残り3km地点でヒュー・カーシー(EFプロサイクリング)がアタック、アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ プロチーム)だけがついていく。プリモシュ・ログリッチにはセップ・クス(共にチーム ユンボ・ヴィズマ)がついている。延々と続く激坂区間でカラパスがログリッチを突き放し、マスに追いつくとカーシーが渾身のアタックを決めいち早く緩斜面区間へ、一気に後続を置き去りにしそのままフィニッシュラインへ飛び込んだ。カーシーはグランツール初区間優勝、総合4位から3位へジャンプアップ。カラパスは4着16秒遅れ、ログリッチが5着26秒遅れでフィニッシュ、総合首位にカラパスが再浮上している。

「どのレースでも勝つことは常に夢で、グランツールでしかも伝統峠での勝利。これ以上素晴らしいことはない」カーシー、勝利後インタビュー

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