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サイクル ロードレース コラム 2020年10月25日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 レースレポート:第5ステージ】ブエルタ初参戦で手にした初区間勝利!ティム・ウェレンス「ブエルタに来るのだってちょっと怖かったんだ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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ティム・ウィレンス

フィニッシュ後に両手をあげて喜ぶティム・ウェレンス

ジロでも上り坂フィニッシュを2度制した29歳にとって、初めてのブエルタ参戦で手にした、初めての区間勝利だった。また第2ステージの山岳6ptに加えて、この日は登場した3つすべての峠で1位通過・13ptを収集。おかげで山岳賞「青玉」ジャージさえ身にまとった。ちなみに2019年ツールでは第2日目から15日間に渡って「赤玉」を守り続けた経験あり。

区間2位のマルタンは総合タイムを2分19秒縮めたが、第12ステージまで総合3位に踏みとどまったツールとは目標が完全に異なる。「明日(第6ステージ)またタイムを落としても構わない。むしろ来週の逃げに備える」そうだ。

さて、残り15kmからまたしても最前列に立たされたユンボ隊列は、今度ばかりは真剣に先頭を引いた。やはりラスト1kmからの急坂と、3つのカーブを警戒していたからだ。坂道手前では前方へ駆け上がってきたモヴィスターやイスラエル・スタートアップネーションと、熾烈な場所取りをも繰り広げた。

残り500mの右90度カーブを、赤ジャージはするりと内を突き、巧みに前から3番目で抜け出した。その真後ろにいたモヴィスターのホセ・ロハスは、車輪を滑らせて落車してしまう。さらに絡み合うようにイスラエルの総合2位ダニエル・マーティン、さらにはダヴィ・ゴデュ、ゴルカ・イザギレが将棋倒しとなった。集団内にはほんのわずかな分断が生まれた。ログリッチは後ろを振り返らずに、フィニッシュまで全力で踏み続けた。

「スプリントに全力を注いだ。どんな1秒だろうが大切だ。こういったチャンスをつかみ、アドバンテージを得なければならない」(ログリッチ)

ただマーティンにとって幸いなことに、そしてログリッチにとっては少々残念なことに、この区間は「集団スプリントが予定されるフィニシュ」に区分されていた。これが意味することは「最終3km以内でアクシデントに巻き込まれた選手は、そのアクシデントが起こった時点で所属していた他の選手と同じタイムを保証される」であり、「前走者の後輪の後端と後走者の前輪の前端が3秒以下の場合は、両者に同タイムが与えられる」である。

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