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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 レースレポート:第5ステージ】ブエルタ初参戦で手にした初区間勝利!ティム・ウェレンス「ブエルタに来るのだってちょっと怖かったんだ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか残り15kmで2分50秒差。もはやプロトン内で追走を仕掛けるチームは存在せず、この時点で3人の逃げ切り勝利はほぼ確実となった。
「3人ともによく協力しあった」と異口同音に語った3人は、残り2.5kmまできてようやく、ほんの一瞬だけ顔を見合わせた。なにしろ最後の約1kmは上り坂で、しかもラスト500mの勾配は10%を超える。ところが、その後は、清々しいほどに駆け引きは見られなかった。ただ3人は慎重にポジショニングを繰り返した。
「3人ともにほぼ同じレベルだった」(ウェレンス)
「0km地点から逃げたし、さらに2つ目の逃げではひとりで追いかけたから、すでに大いに体力を消耗していた。でも3人ともにかなり疲れているように感じた。だから最後は(駆け引きではなく)脚力で決まると思っていた」(マルタン)
「僕はスプリント力がそれほどないから、早めに仕掛けることにした。だけど彼らは互いに牽制しあうことはなかった」(アレンスマン)
すなわち1kmのアーチをくぐると同時に、最前列アレンスマンがアタックに転じると、一切ためらわずウェレンスは後輪に飛び乗った。マルタンは少し出遅れながらもやはり全力で上った。500mで3人は再びひとつになる。
そこから先はウェレンスが毅然とスピードを上げた。20歳の若者はジリジリと後方へと引き離されていった。さらに残り200mで畳み掛けるようにウェレンスが加速すると、がむしゃらな抵抗の果てに、マルタンもついには力尽きた。正攻法でライバルを突き放したウェレンスは、フィニッシュラインで何度も両手を天高く突き上げた。
「ツール前に大きな落車をして、難しい時期を過ごしてきた。ルクセンブルク一周(9月15日〜19日)で復帰したけど、足の調子を取り戻すにはずいぶんと長い時間を要した。だからブエルタに来るのだってちょっと怖かったんだ。でもこうして区間勝利を手に入れることができて、最高に嬉しい」(ウェレンス)
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