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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 レースレポート:第4ステージ】ウフルパック7人の恐ろしい進撃!スペインでの栄光に酔いしれたベネット「素敵な気分だよ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか第4ステージを制したサム・ベネット
ところで残り10kmを切った前後から、なにやらドゥクーニンクの影が薄くなる。総合勢の隊列に混ざって先頭を奪い合ったのはむしろボラやUAEで、さらにはサンウェブやNTT、カハルラルも前方へと突進した。
「プランがある」とベネットはスタート前に宣言していたが、これがその作戦だったのかもしれない。そして残り3km、つまり「タイム救済地点」で総合系チームが後方へと下がるタイミングで、レミ・カヴァニャが猛然と引っ張る隊列は最前線へ駆け上がった。
「ある時点で僕ら全員はまとまらなきゃならない、って事前に話していたんだ。そしてまさにそのタイミングで、全員が完璧にまとまった。しかも3人いれば十分だよって言ってたのに、チーム全員が揃った!」(ベネット)
ウフルパック7人は恐ろしい進撃を披露した。残り1kmになってもいまだ3人の牽引役がベネットを引っ張った。残り500mの右カーブは上手くインを突き、先頭で抜け出した。しかし続けてすぐさまやってきた残り300mの左カーブでは、反対側に寄せている暇がなかった。UAEとボラに内側を取られてしまう。
「ジャスパー(フィリプセン)がインから上がってくるのが見えた。そのまま彼はコーナー直後に爆発的な勢いで飛び出していったから、果たして追いつけるかどうか分からなかった」(ベネット)
ちなみに10月上旬に関係者に配布された地図と、開幕3日前に再度配布された地図とは、フィニッシュラインの場所が異なる。おそらく観客の集中を避けるために、街中の住宅街をまっすぐ突っ切るものから、町外れの工業地帯でカーブを2度こなすコースへと変更されている。
つまり最終直線はわずか270mで、一瞬下ってからの微妙な上り坂。ツールのマイヨ・ヴェールは道路の右端から無我夢中で飛び出した。ジャスパーの背後にぽっかりあいた空白を埋めるために。残り150mでついに後輪に入り込めた。そして残り50m、改めて飛び出した。今度はもちろん勝利をつかむために!
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