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【Cycle*2020 フレッシュ・ワロンヌ:レビュー】生粋のワンデー巧者が22歳で初のクラシックタイトル獲得!マルク・ヒルシ「いつピークの終わりが来るか分からない」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかプロトン
もちろん1日中コントロールを続けてきたサンウェブも、ヒルシのために今一度力を尽くした。壁に入るとUAEが勢力的に動いた。レース序盤から熱心に牽引を行い、終盤にはルイ・コスタを囮アタックに使用した今チームは、当然、ポガチャルで成績を狙っていた。ファンセヴェナントの奮闘のおかげで後方で静かに過ごしていたドゥクーニンクは、欠場したディフェンディングチャンピオンにして世界チャンピオンのアラフィリップの代わりに、やはり21歳のアンドレア・バジオーリ を引き連れていよいよ前へ出た。23歳で今大会3位に飛び込み、かつては若き衝撃の1人だったミハウ・クフィアトコフスキや、35歳でとうとう初めて念願のツール表彰台に上ったリッチー・ポートの姿も最前線へと上がってきた。
プロトンを覆ったのはいつもの春のうららかな陽気ではなく、秋のしっとりと肌寒い空気だった。バルベルデ4連覇時代のような横一線の「蓋」状態とは違う、まるで誰もがチャンスが開かれているかのような、比較的テンポの速い位置取り。それでも、ユイの壁にあふれた緊迫感はいつもと変わらない。1秒が、1mが、まるで永遠にも思えるような、もどかしい時間。
「最終峠の麓ですごくいいポジションにつけられた。それでも、かなりナーバスになっていたよ。だって真の勝負が切られた瞬間に、自分の足がどんな風に応えてくれるのか分からなかったから。少しずつ、自分の調子がいいことが、分かり始めた。特に勾配の一番きついカーブ(シケイン)で、他の優勝候補より楽々前に出られた。それでもライバルの背後にできる限り隠れて、あまりに早く前に飛び出さぬよう心がけた」(ヒルシ)
均衡を破ったのはマイケル・ウッズだった。ウランの仕事を結果につなげるべく、29歳でワールドツアーデビューを果たした遅咲きのパンチャーは、残り200mを切った直後に加速した。その瞬間を見逃さず、後輪にすかさず飛び乗ったのがヒルシだ。そして残り75mでついに先頭へと躍り出た。
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