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サイクル ロードレース コラム 2020年9月9日

【宮本あさかのツール2020 レースレポート】サム・ベネットが史上最強の緑男からまたしてもジャージを奪う「このチームが誇らしいし、本当に満足している」 /  第10ステージ

ツール・ド・フランス by 宮本 あさか
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もちろんコカールが我慢できるはずもなく、その後の中間スプリントではまっさきに仕掛けた。ただし1位通過を成功させたのはマッテオ・トレンティン。発射台ミケル・モルコフに連れられて前へ向かったベネットだが、必死に2位通過を果たしたサガンの背後で、決してもがかなかった。第5ステージでは中間で張り切って先頭通過も、フィニッシュでは3位に沈んでいる。今回の静けさは、おそらく、体力を無駄遣いしないための作戦だった。

残り31kmで3度目の落車が起こり、そのせいでちょっとした分断が起こると、さらにぴりぴりするような緊迫感が増した。しかもここから先は、方向変換+ロータリーの連続だ。道幅いっぱいに6〜7本のチーム隊列が並び、激しい競り合いを繰り広げる。イネオス・グレナディアーズが先頭でカーブに突っ込み、ユンボ・ヴィスマがスピードを上げ、そして残り19km、「扇」が開かれた。つまり最前列が風向きに合わせて斜めに隊列を組み、後方を千切にかかったのだ。

集団は3つに割れた。むしろ、またしても、メイン集団で集団落車が起こった。つまり4つ目だ!総合9位ミゲルアンヘル・ロペスや3日間黄色を満喫したジュリアン・アラフィリップ、昨ジロ総合覇者リチャル・カラパスが巻き込まれ、まさしくカオス。しかも直後には、海の上へと出る。あらゆるチームが入り乱れ、もみくちゃのスプリントで、レ島へとつながる橋へと走り込んだ。この橋の上でキュングが単独で短い飛び出しを見せ……敢闘賞を確保したしたあとも、いつまでもプロトンの猛進は終わらなかった。

ラスト10kmに入ってからは、ユンボ・ヴィスマとサンウェブの2本の列車が、周囲を圧倒する。ユンボのGM曰く「イエローマシーン」は、タイム救済措置が発動するラスト3kmで無事に任務を終えたが、ここまでスプリントで3位→7位→2位と勝利まであと一歩のケース・ボルを支えるサンウェブ隊は、フラムルージュを4両列車でくぐり抜けた。

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