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サイクル ロードレース コラム 2020年9月2日

【宮本あさかのツール2020 レースレポート】ログリッチがツールのボスに名乗りをあげるも本人はいたって冷静「まだ、たった4日目だから」 /  第4ステージ

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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談笑するサガンとアラフィリップ

サガンとアラフィリップ

ベネットにとって残念だったのは、サガンも4ptを懐に入れたこと。2人はトータル83ptで並んだにも関わらず、やっぱり1日の終わりには、サガンが緑色を着ていたこと。ポイントが同点の場合、1)区間優勝の数(両者0)、2)中間ポイント首位通過の数(両者0)、3)総合順位(サガン101位、ベネット156位)に従って順位を決定する。史上最多7回のポイント賞を誇るサガンからマイヨ・ヴェールを引きはがすのは、なかなかに難しいのである。

「僕にとってはいわゆる『移動ステージ』だった。単に中間スプリントに加わっただけで、他にたいしたことはしてないんだ。もしかしたら明日はもっとチャンスがあるかもしれないなぁ」(サガン)

ナポレオン街道を、アラフィリップ擁する隊列は突き進む。どうにかして最後まで逃げ切りたい6人は、途中でポリッツが単独で飛び出したり、再合流したりと、あの手この手を尽くした。しかしステージも最終盤に差し掛かると、確実に、急速に、プロトンとのタイム差は縮まっていく。背後からの圧力の高まりを感じつつ、残り25kmの下りでベノートがガードレールに激突し(幸いにも怪我なく脱出)、残り19kmに聳える4つ目の山岳で逃げはばらばらと分解を始め……ついには最終峠の登坂口で完全に息の根を止められた。

オルシエール・メルレットの7.1kmの山道に入っても、ウルフパックは集団先頭で踏ん張り続けた。第2ステージで攻撃の起点を務めたドリス・デヴェナインスとボブ・ユンゲルスが、最後までアラフィリップに忠誠を示した。しかし残り4.5kmでピエール・ロランがアタックを試み、それをきっかけに数チームがスピードを上げると、マイヨ・ジョーヌはひとりになる。

「とにかく持てる力を全て尽くさねばならなかった。スピードが最大限まで上がったからね。たしかに山に入ってすぐは、何度か後ろを振り返って、(4秒差のアダム・イェーツの)後方からのアタックを警戒したよ。でもリズムが上がってからは、あまりにもきつくて、そんなことは不可能だった。ひたすら山頂まで先頭に張り付いていくことだけを考えた」(アラフィリップ)

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