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サイクル ロードレース コラム 2020年8月27日

【ツール・ド・フランス2020:選手相関】プロトン猫派犬派動物事情

ツール・ド・フランス by 寺尾 真紀
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犬派・猫派に加えて、両方と暮らしているのは、ニッコロ・ボニファツィオ、リリアン・カルメジャーヌなど。

犬猫以外に目を転じると、ウサギ派はロマン・シカール。ピエール・ラトゥールはロックダウン中に3羽のニワトリとの共同生活を始め(猫も一匹同居)、一番気の合うメンドリと時折「鷹狩りごっこ」をしている。

そして、忘れてならないのは、ティボー・ピノ。動物愛護派と言うべきか農場派と言うべきか、ヤギ、ヒツジ、ニワトリ、ロバ、猫…と30匹以上の生き物とともに暮らしているが、特にヤギたちに尋常ならぬ愛情を注いでおり、今年3月に生まれた子ヤギのキム名義でSNSのアカウントもある。ツールで不在の間は、近くに住む両親に世話を頼んでおり、毎朝動物たちの様子を聞く電話を欠かさないそうだ。

ちなみにその動物好きのピノが唯一手こずったのがラマで、これはアルテュール・ヴィショからのプレゼントだったが、気が荒く、ヤギたちと折り合いが悪かったため、近所の農家に貰われていった。この黒いラマはティボ・カカオと名付けられ、大切にされているという。

文:寺尾 真紀

代替画像

寺尾 真紀

東京生まれ。オックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジ卒業。実験心理学専攻。デンマーク大使館在籍中、2010年春のティレーノ・アドリアティコからロードレースの取材をスタートした。ツールはこれまで5回取材を行っている。UCI選手代理人資格保持。趣味は読書。Twitter @makiterao

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