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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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【ツール・ド・フランス2020:選手相関】共通するものは高い《プライド》か。エースとしての走りに期待!ミケル・ランダ × ワレン・バルギル
ツール・ド・フランス by 山口 和幸ワレン・バルギル
一方で、自転車の操作に難があり、ツール・ド・フランスの下りのコーナーで外側に大きくふくらみ、ゲラント・トーマスをコースアウトさせたこともある。
バルギルが大活躍したのは2017年のツール・ド・フランスだ。第9ステージではリゴベルト・ウランにステージ優勝を奪われたが、2つの山岳ポイントでトップ通過を果たし、ここで山岳賞1位に。パリまでその赤豆ジャージを守り抜くことになった。
さらにフランス革命記念日に行われた第13ステージでモビスターのキンタナ、トレック・セガフレードのアルベルト・コンタドール(スペイン)、フルームのアシスト役であるランダとのスプリント勝負を制して初優勝を飾った。
この日、バルギルと第1集団を形成したのは、すでに総合優勝争いから遠ざかっているコンタドールとキンタナ、そしてランダだった。前日にフルームからアスタナのアルにマイヨ・ジョーヌが移ったことで、これまでとは異なる動きが発生した。
ランダはまだ総合成績の上位にいて、アルとしては追いかけなければいけない存在。スカイチームとしてはこうして疲労を蓄積させて、終盤戦になってフルームが逆転をねらっていくという戦略だ。案の定、アスタナの手薄なアシスト陣は最後までアルを援護できず。アルはからくも首位を守ったに過ぎない。
コンタドールとキンタナは区間勝利に目標を修正してゴール勝負に挑んだが、山岳賞を着るバルギルの執念にかなわなかった。バルギルはランダのアタックも許すことなく、フランス選手が特別の日を飾り、沿道の地元ファンは大喜びだった。
バルギルは名峰イゾアール峠への頂上フィニッシュとなった第18ステージでステージ優勝した。同時に山岳賞獲得を確定させ、総合10位でフィニッシュ。総合敢闘賞も獲得した。
ところがその年のブエルタ・ア・エスパーニャ。好調を維持していたバルギルは、エースとしての走りを望んだが、チームの指示はウィルコ・ケルデルマンのアシスト役。ケルデルマンがパンクした時にアシストとしての役割を果たさなかったことで、バルギルは大会途中でレースから離れるように命じられた。
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