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サイクル ロードレース コラム 2020年8月7日

【クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ:プレビュー】5日間すべてが上りフィニッシュ!地獄の大会でマイヨ・ジョーヌ候補が激突!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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中日3日目は、いわゆるツールの第17ステージの予習。スタート地がほんの数キロずれているだけで、あとは約140km地点まで完全に同じ道を通る。つまり超級マドレーヌ(8.3%)の長い山道を上って(17.3km)、さらに長い山道を下りる(約20km)。ただしツール一行が、そこから未知の難関ロズ峠へ向かうのに対して、ドーフィネのプロトンは、もうひとつの1級サン・マルタン・ド・ベルヴィル(14.8km 6%)をよじ登る。

最後の2日間は、同じ山を舞台に、山頂フィニッシュが繰り広げられる。2016年ツール終盤で難しい起伏TTステージの舞台となったムジェーヴから、さらに標高を上がって、山岳飛行場までたどり着く。この地でプロトンが争ったのは、1998年の同大会が唯一にして最後。やはり2日連続の登坂が組まれたが、あれっきりだ。果たしてこのモンテ・ド・アルティポールが、自転車界の「常連」になれるかどうかは、2020年の戦いにかかっている。

4日目は序盤からいきなり2つの1級峠が立ちはだかる。後半には超級モンテ・ド・ビザンヌの厳しい勾配(12.4km、8.2%)が、選手たちをたっぷりと苦しめるだろう。そこから山岳飛行場へ向けた1度目のフライトが始まる。この2級峠のデータだけに限れば、全長7.4km、勾配は4.7%と、比較的緩やだ。しかし累計獲得標高4700mという恐ろしいステージの締めくくりであることを、忘れてはならない。

2度目の着陸が終わるまで、決して総合争いは終わらない。なにしろ最終日は8つの峠が、ぎゅうぎゅうに詰め込まれている。しかもステージ前半の超級コル・ド・ロム(8.8km、8.9%)、1級コル・ド・ラ・コロンビエール(7.5km 8.5%)を終えても、いまだ85km+5峠も残っている。敵に大差をつけ、大どんでん返しを成功させる可能性は十分にある。

それにしても、このとんでもない山岳パラダイスは、ひたすらクライマー向けに作られた2020年ツール・ド・フランスの予行練習にふさわしい。

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