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サイクル ロードレース コラム 2020年4月10日

【プロトンは必ずやって来る!!】リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ

2014年大会:100回記念大会、最古参に新陳代謝をうながす

ラ・ドワイエンヌ。いわゆる最古参。春クラシックシーズンを締めくくるリエージュ〜バストーニュ〜リエージュこそ、現存する最古のクラシックレースである。

1892年の誕生後は、様々な紆余曲折を経てきた。中断はなんと過去5回、通算23年にも上る。だからモニュメントとしては「年下」のルーベやロンバルディア、サンレモより、実は開催回数は少い。この2014年にようやく、記念すべき100回大会にこぎつけた。

まさしく祝典だった。可能な限り全ての現役歴代勝者が集結し、世界チャンピオンも、前年のジロ&ツール覇者もスタートへ駆けつけた。日本を代表する2人、別府史之と新城幸也も揃い踏み。そしてベルギー国王と史上最強エディ・メルクスが見守る中、プロトンは262.9kmの長旅へと飛び出していった。

最高の舞台が整えられた。レース終盤には「80年代の勝負地」フォルジュ坂が特別に復活を果たした。また前年は工事中で迂回を余儀なくされたロッシュ・オ・フォーコンも、今年は激戦を待ち受けた。

期待や注目度はとてつもなく大きかった。

だからこそ、30人ほどの小集団スプリントで勝負が決した直後、落胆の声があちこちから噴出した。これはスプリンターズクラシックではない。仮にもリエージュ〜バストーニュ〜リエージュなのだ。「信じられないほどに失望させられた」と大会委員長プリュドムは告白し、世界中のメディアは「この上ないほど退屈だった」と書き立てた。

ただし誤解なきよう。決して勝者を非難するものではない。だって最初から「狙いは小集団スプリント」と宣言していたサイモン・ゲランスは、自分のやるべきことをきっちりやり遂げただけなのだ。

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