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サイクル ロードレース コラム 2020年3月5日

【パリ~ニース:プレビュー】コロナウィルス感染拡大で生じる激しい混乱。78回目を迎える歴史と伝統のミニツール「太陽へと向かうレース」は豪華メンバーが集結の予定...

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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パリ〜ニース

78回目を迎える「ミニツール」コロナの影響により状況は刻一刻と変わっている...。

この記事を書いている3月4日時点では、パリ~ニースは予定通り開催される見通しだ。

ただし刻一刻と状況は変わっている。フランスや隣国イタリアでも、コロナウィルス感染が急速に拡大している。フランス政府は3000人以上が集うイベントの中止・延期を呼びかけ、イタリア政府は4月3日までのスポーツイベント中止・延期を要請。

しかも先日のUAEツアー内での感染事例を受け、一部選手たちはいまだ現地に隔離されている状態だ。本来なら優勝候補の一角に挙げられ、この夏待望のツールデビューを果たすタデイ・ポガチャルもその1人で、残念ながらパリ~ニース出場が不可能となった。

チーム側も自主的に安全確保に動いている。ミッチェルトン・スコットとイネオスはパリ~ニース欠場を発表した。前者は純粋にコロナウィルスが理由で、ティレーノ~アドリアティコやミラノ~サンレモ等も回避する。後者は新型肺炎の流行に加えて、チーム監督ニコラ・ポルタルが急死したことを受けて、3月23日まで一切レース活動を休止する。ユンボ・ヴィスマもイタリア開催レースの欠場を決めているとのこと。また多くのワールドチームのドクターが、パリ~ニース開催反対意見を出しているとの情報もある。

これ以上、被害が拡大しないことを祈りつつ、以下に2020年パリ~ニースの本来あるべきであったプレビューをお届けする。



プレビュー

かなりの暖冬だったフランスが、ますます熱くなる。まるでいきなり7月がやって来たような錯覚さえ抱くかもしれない。なにしろ2020年パリ~ニースのスタートラインには、2020年ツール・ド・フランスの総合優勝候補が、ほぼ全員集結する!

まずは、当然、昨3月にニースで黄色のジャージを身にまとい、7月の終わりにはシャンゼリゼでマイヨ・ジョーヌの栄光に輝いたエガン・ベルナル。ユンボ「トリオエース」の筆頭格プリモシュ・ログリッチに、昨夏「涙のリタイア」のリベンジに燃えるティボー・ピノも、3月から早くも打倒イネオスに燃える。

昨ブエルタ3位に続いて、この夏早くもツールデビューを果たすわずか21歳タデイ・ポガチャルにとっても、35歳でいまだグランツール最高位5位、「永遠の総合優勝本命」とさえ呼ばれるリッチー・ポートにとっても、パリ~ニースは間違いなく欠かせないステップだ。さらには先輩エースがジロ行き(=東京五輪集中)を選んだおかげで、初めてツールでエースの座が巡って来たミゲルアンヘル・ロペスにピエール・ラトゥールに、チームを変わり心機一転、ツールで新たな自己証明に燃えるミケル・ランダにナイロ・キンタナ、イルヌル・ザカリン、エンリク・マス..。

これほど豪華メンバーが詰めかけたのには理由がある。愛称「太陽へと向かうレース」の、その太陽が待ち受けるニースで、2020年ツール・ド・フランスは開幕するからだ!

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