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サイクル ロードレース コラム 2020年1月17日

【ツアー・ダウンアンダー プレビュー】真夏のオーストラリアでスターたちの競演。シーズン初戦を飾るのは誰か!?

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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続く第3ステージは、総合争いの第1弾。スタートしてすぐにタフな上りが控えるが、すべてはフィニッシュ前2kmからそびえるトレンス・ヒル・ロードで決まることだろう。平均勾配9.3%、未舗装区間も含む急坂は、2017年にリッチー・ポート(現トレック・セガフレード)が後続に16秒差をつける圧勝劇を演じている。

第4、第5ステージはスプリンターが主役となる可能性が高い。勝負はスピードマンに任せて、総合系の選手たちは無難に終えたいところ。

第6ステージは、昨年から最終日に登場することとなったウィランガ・ヒルの頂上フィニッシュ。登坂距離3.7km、平均勾配6.8%の上りは、これまでもクライマーやパンチャーが名勝負を演じてきた。ここを2回上るわけだが、1回目は各チームともアシスト陣が仕事をして、2回目にエースを解き放つ。真に強き者こそが、トップで頂上へと到達することになる。

総合リーダーの証であるオーカージャージを賭けた勝負は、ダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)の3連覇なるかに注目。チームはグランツールレーサーのサイモン・イェーツもメンバー入りさせて、地元レースでのジャージ防衛に意気込む。

それに待ったをかけるのは、3年ぶりの王座を狙うポートや、初出場のロマン・バルデ(アージェードゥーゼール ラモンディアール)。毎年好レースを演じるジョージ・ベネット(ユンボ・ヴィズマ)やチーム イネオスの一員として戦線に戻ってきたローハン・デニスの戦いぶりも楽しみ。

そして何より、バーレーン・マクラーレンのエースナンバーを背負うのは、われらが新城幸也。3年連続での出場が決まり、直前までタイでトレーニングキャンプを実施。好調でシーズンの始まりを迎えられそうだ。

今年も見どころ満載のツアー・ダウンアンダー。観る者にとって、シーズンオフで少々落ち着いていた自転車熱を上げるにピッタリのレースであることは間違いない。

文:福光 俊介

福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

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