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サイクル ロードレース コラム 2019年10月16日

【ツール・ド・フランス2020 ルートプレゼンテーション】見知らぬ山が目白押し!フルーム「凄いレースになりそうだ」。ピノ「2020年大会は最後までサスペンスが続く」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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ただ山が多いとは言っても、標高2000m超級の峠を7つも使用した2019年大会と違って、2020年大会はたったの1回のみ。つまり来年のツールは「高山型クライマー」にスポットライトを当てるつもりはない。「TTのめっぽう強いオールラウンダー」を贔屓するつもりもなさそうだ。個人タイムトライアルはわずか1ステージのみ。総距離はたったの36km。しかし、その36kmこそが、2020年のマイヨ・ジョーヌの最終的な行方を左右する可能性は大いにある。

パリ到着の前日に行われる個人タイムトライアルは、なにしろ、あのプランシュ・デ・ベル・フィーユを目指す。序盤15kmはほぼ平坦、その後は10kmほどゆるやかに登り、一旦下った後に、おなじみの恐ろしい山道へと挑みかかる。2019年大会で使用された未舗装路ゾーンこそ登場しないものの、ラスト6kmは平均勾配8.5%・最大24%の激坂だ!

「あんな難しい坂道の個人TTで大会が終わるなんて、すごく珍しいんじゃない」(ベルナル)、「地形はもちろんだけど、なんと言っても3週間の終わりだからもっときつい」(ジュリアン・アラフィリップ)、「どこでバイク交換するべきか、しっかり研究しなきゃ」(フルーム)……と様々な意見が飛び交う中で、「地元っ子」ピノは断言する。

「2020年大会は最後までサスペンスが続く。最後の金曜日の夜でさえ、総合覇者の名前を上げることなんて、不可能なはずさ」

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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