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サイクル ロードレース コラム 2019年10月16日

【ツール・ド・フランス2020 ルートプレゼンテーション】見知らぬ山が目白押し!フルーム「凄いレースになりそうだ」。ピノ「2020年大会は最後までサスペンスが続く」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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そもそも東京オリンピックが7月24日に開幕する関係で、例年に比べ1週間早い6月27日(土)に、第107回大会は南仏ニースから走り出す。そのまま3週間に渡って、プロトンはほぼフランスの南半分に留まる。計21ステージの間、国境さえ一度もまたぐことがない。

つまり極めて狭い範囲を、ツール一行はぐるぐると回る。しかもアルプス山脈→中央山塊→ピレネ山脈ー→中央山塊→ジュラ山脈→アルプス山脈→ジュラ山脈→ヴォージュ山脈と、国土に散らばる5つの山脈を繰り返し渡り歩き、よじ登る。「ほぼ2日に1度は山岳ステージなんじゃない?」とティボー・ピノが苦笑いするほど。大会2日目のニース〜ニース区間ではいきなり累計獲得標高は4000mに達し、4日目にして大会最初の山頂フィニッシュが待ち受ける。2級カテゴリー以上の山岳は全部で29箇所登場し、山頂フィニッシュは全部で4つ(第4・13・15・17ステージ、加えて登坂個人タイムトライアルあり)。

「難関ステージは本当に難度が高いし、中級山岳ステージはおそらく、目まぐるしい動きが見られるだろう。大いにやる気をかきたてられるコースだ」(ピノ)

一方で、いわゆる、「伝統峠」の名前は、ほとんど見当たらない。トゥールマレーもガリビエも、ラルプ・デュエズもヴァントゥもない……。そう、「知らない山ばっかり」とピノが小さな不安を漏らし、「巨大なる実験場みたい」とロメン・バルデが分析するように、「新しい土地」が2020年大会にはめいっぱい組込まれた。

「まるで見たことのないタイプのツールだ。初登場の山や中級山岳ステージが多いおかげで、不確定要素にあふれている」(バルデ)

全部で35のステージ地のうち、実に12がツール初登場。過去3度ツールのプロトンが通過したグラン・コロンビエは、第15ステージで史上初めてフィニッシュを迎え入れる。第17ステージで初めて登場する最終ローズ峠は、プリュドムが「21世紀ロードレースのプロトタイプとなるべき山」と誇りを持ってこの世に送り出す。ちなみに第10ステージでは、大会史上初の「島から島へ」ステージが執り行わる予定だ。

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