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サイクル ロードレース コラム 2019年9月10日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2019 第16ステージ結果速報】アスタナ勝利の日、フグルサングが初区間優勝、ロペスがキンタナとバルベルデをふるい落す

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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写真:強烈な登坂能力を見せグランツール初区間優勝を飾ったフグルサング


2度目の休息日を翌日に控えた選手たちが挑むのはアストゥリアス州プラビアを出発し、144.4km先のアルト・デラ・クビーリャ.レナ山頂フィニッシュ、獲得標高4,100mの難関ステージ。アクチュアルスタートが切られると激しいアタック合戦が繰り広げられ、幾度か逃げグループを吸収したあと、ジェームス・ノックス(ドゥクーニンク・クイックステップ)ら4選手の先頭グループとイマノル・エルビーティ(モヴィスター チーム)、ジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル)ら17選手の追走グループが容認された。

1級サン・ロレンソで追走グループが先頭4選手に追いつき、山岳賞ジャージ着用のアンヘル・マドラソ(ブルゴスBH)と2位につけるブシャールが山頂先頭通過を競いブシャールに軍配があがり、ブシャールが山岳賞首位に躍り出た。

長い下りをこなし、メイン集団はチーム ユンボ・ヴィスマが牽引するも1級コベルトリアの上りに入る頃には5分弱のタイム差が開いた。先頭グループで再びマドラソとブシャールが山岳ポイントを争いブシャールが先頭通過。中間スプリントポイントはトーマス・デヘント(ロット・スーダル)が先頭通過し、メイン集団から9分先行し超級クビーリャへ突入。

残り距離9.6km、先頭グループではルイスレオン・サンチェス(アスタナ プロチーム)のアタックにヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム)、タオ・ゲオゲガンハート(チーム イネオス)、ノックス、ジャンルーカ・ブランビッラ(トレック・セガフレード)がついていく。残り7.3km、フグルサングのアタックにブランビッラだけがくらいつく。

メイン集団ではアスタナ プロチームがペースアップをはかり、ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)がついていけなくなった。フグルサングがさらに加速しブランビッラも振り切り独走状態へ、ラスト4kmを駆け上がりそのまま単独で山頂フィニッシュ、自身初のグランツール区間優勝を手に入れた。

メイン集団ではミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)のアタックでメイン集団は縮小され、アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム)が遅れ、前待ちしていたマルク・ソレル(モヴィスター チーム)のフォローは間に合わずバルベルデは23秒総合タイムを失い、キンタナは2分以上遅れ総合5位から6位へ順位を落とした。5位にはラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ)が浮上している。

「この勝利には満足している、グランツール初勝利というのは本当に特別なもの」(フグルサング、勝利後インタビュー)

第16ステージ結果
1 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)in 04h 01' 22''
2 タオ・ゲオゲガンハート(チーム イネオス/イギリス)+ 00h 00' 22''
3 ルイスレオン・サンチェス(アスタナ プロチーム/スペイン)+ 00h 00' 40''
4 ジェームス・ノックス(ドゥクーニンク・クイックステップ/イギリス)+ 00h 00' 42''
5 ジャンルーカ・ブランビッラ(トレック・セガフレード/イタリア)+ 00h 01' 12''
6 トーマス・デヘント(ロット・スーダル/ベルギー)+ 00h 02' 09''
7 ミケル・ビズカラ(エウスカディバスクカントリー・ムリアス/スペイン)+ 00h 02' 15''
8 アマヌエル・ゲフレジャベル(チーム ディメンションデータ/エリトリア)+ 00h 02' 21''
9 フィリップ・ジルベール(ドゥクーニンク・クイックステップ/ベルギー)+ 00h 02' 32''
10 ジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)+ 00h 02' 32''
・・・
14 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 05' 58''
15 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 05' 58''
16 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)+ 00h 05' 58''
18 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 06' 21''
34 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 08' 32''
144 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 00h 28' 04''


個人総合順位
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)in 62h 17' 52''
2 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)+ 00h 02' 48''
3 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)+ 00h 03' 42''
4 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 03' 59''
5 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+ 00h 07' 40''
6 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)+ 00h 07' 43''
7 ニコラ・エデ(コフィディス、ソリュシオンクレディ/フランス)+ 00h 10' 27''
8 ウィルコ・ケルデルマン(チームサンウェブ/オランダ)+ 00h 10' 34''
9 カールフレドリック・ハーゲン(ロット・スーダル/ノルウェー)+ 00h 10' 40''
10 ハーマン・ペーンシュタイナー(バーレーン・メリダ/オーストリア)+ 00h 12' 05''
・・・
127 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+ 03h 03' 47''


ポイント賞
1 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ユンボ・ヴィスマ/スロベニア)117 pts
2 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)92 pts
3 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム/スペイン)82 pts


山岳賞
1 ジョフレ・ブシャール(アージェードゥゼール ラ モンディアル/フランス)50 pts
2 アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH/スペイン)44 pts
3 タオ・ゲオゲガンハート(チーム イネオス/イギリス)29 pts


新人賞
1 タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)in 62h 21' 34''
2 ミゲールアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 00' 17''
3 ジェームス・ノックス(ドゥクーニンク・クイックステップ/イギリス)+ 00h 09' 44''


チーム総合順位
1 モヴィスター チーム(スペイン)in 186h 06' 03''
2 アスタナ プロチーム(カザフスタン)+ 00h 16' 11''
3 チーム ユンボ・ヴィスマ(オランダ)+00h 47' 30''


敢闘賞
181 アンヘル・マドラソ(ブルゴスBH/スペイン)


第16ステージのリタイア
なし

第17ステージ 9月11日(水)午後11:00 - 深夜1:30/ J SPORTS 4
[区間] アランダ・デ・ドゥエロ > グアダラハラ 219.6km/今大会最長ステージは大逃げ向き


ステージ詳細

■コースの特徴
2度目の休息日を終え、マドリード到着まで残り5日。北部から300kmほど南下したプロトンは、今大会最長ステージを利用して、さらにスペイン首都へと接近する。

今大会唯一の200kmを超える行程には、1つの山岳も登場しない。だからといって起伏がないわけではない。その逆だ。開催委員会が「大逃げ向き」と断言する、正真正銘のアップダウンコースである。もちろんスプリント勝利の可能性も消えたわけではない。その場合、勝利をつかむのは、間違いなく「上れる」という枕詞を持つスプリンターだ。

つまり休息日で崩れたリズムを取り戻したい総合勢にとっては、それほど難解なステージとはならない。ただし強風が吹いた場合は……とてつもなく危険な1日となる。フィニッシュ地のあるグアダラハラ県には、ヨーロッパ最大級の風力発電所が存在する。


■高低差図

高低差図
J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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