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サイクル ロードレース コラム 2019年7月21日

【ツール・ド・フランス 2019 第14ステージ / レースレポート】ティボー・ピノ「僕にとってツールは今から始まったんだ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■ティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)
(ステージ優勝・総合6位)「僕のチームもとても強いし、ユンボ・ヴィスマも強い。同格に強いチームがいくつかありレベルが均一だから、チームイネオスはこれまでのようにレースを支配できていないのかもと思う。アルビのステージのコーナーで起きたことには、これまであまり経験したことがないくらい打ちのめされた。けれど、僕を信頼してくれるチームとともに、再び立ち上がった。ステージを勝たないでツールを終えることはできないって。そして伝説のツールマレー峠のステージを狙いたい気持ちは、ツールの出だしから僕の頭にあったんだ。僕の中にはいつも、炎のような勝利の欲望があった。勝てば勝つほど燃え盛り、さらにもっと勝ちたくなる気持ち。その気持ちを自分の中に蘇らせたかった。戦略は決まっていた。フィナーレから8kmのところから、ダヴィ・ゴデュがすばらしいペースアップをしてくれた。すべてが計画通りに進んだ。終盤でのモヴィスターの動きは予測していなかったけれど。次のゴールはパリで表彰台に上ること。残り8日間、そのためにできることはすべてやるよ。今日はもしかしたら僕が最強だったかもしれないけれど、これから回復も必要だし、まだいくつもの難関ステージが待ち受けてる。ツールは終わったわけじゃない。謙虚さを持ち続けないと」出典:主催者の公式リリースより

■ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
(ステージ2位・総合リーダージャージ)「本当に並外れた体験だよ。このジャージをできる限り守り続けたいと思う。今日、偉大な選手たちが目の前で失速していく姿は、ツールマレーを上り続けるモチベーションを僕にくれた。けれどツールはまだまだ終わらない。とにかく一日一日を精一杯走るだけだ。マイヨジョーヌをとにかくあともう一日だけ着ていたい、以上のことは言えないんだ。短いステージだったけれど、いろいろなことが起きたね。とにかく周りについて行くだけで限界に近かった。ティボー(・ピノ)がアタックしたとき、もしかしたら自分も、と思ったけれど、たった一人では無理があった。それに、僕のゴールはとにかくマイヨ・ジョーヌを守ることだけだったから、僕も勝利を祝福できるような選手がこのステージを勝ってくれたらいいなと思っていたんだ。今日はゲラント・トーマスとエガン・ベルナル、ステフェン・クライスヴァイクをマークして走ればよかった。けれど結局は彼らを見て走るのではなく、とにかくできる限り先頭グループについて行きたい、という気持ちになってしまった。パリが少しずつ近づくにつれ、いつまでマイヨジョーヌを守れるだろう、と自分に問いかけることが増えてきているよ。とにかく、今日はいい闘いができた」出典:主催者の公式リリースより

■エガン・ベルナル(チーム イネオス)
(新人賞ジャージ・ステージ5位・総合4位)「今日起きたことには、たくさんの人が驚いたと思う。総合狙いの選手たちが本格山岳でぶつかり合う、最初の機会だったからね。僕自身について言えば、調子はいいし、それは嬉しいことだよ。チームとして言えば、ゲラント・トーマスがタイムを失い、いい日ではなかった。彼を助けることもできたけれど、無線からは彼を待たないように指示があった。ツールでは、皆に必ず1日調子が悪い日がある、と言うね。昨日はそれが僕だった。僕たちがツールを勝てるかは分からない。僕に分かるのは、ツールのディフェンディング・チャンピオンが僕のチームメートだということだけだ。チームの指示には逆らわないよ。もしアシストするように言われたら、その通りにする。もし自由を与えられたら、それを最大限に活かすようにする」出典:主催者の公式リリースより

■ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
(ポイント賞ジャージ)「今日のゴールはなるべく多くの中間スプリントポイントを集めることだった。だから、できる限り早くアタックして、逃げに乗ることが大事だった。スロール峠の出だしは先頭集団について行けたけれど、そこからのペースは、僕がどんなに全力を出しても速すぎて、千切れてしまった。けれど、メイン集団と一緒に中間スプリントにたどり着くことができたから、7ポイントは獲得できた。明日はまたハードな山岳ステージだ」出典:本人の公式ウェブサイトより

■エリー・ジェスベール(チーム アルケア・サムシック)
(ステージ敢闘賞)「逃げて、できる限り先行しようと思っていた。レースの先頭で、たった一人でツールマレー峠の半ばまで上ることができたなんて、願った以上のことが叶ったよ。すばらしい喜びと、残りのツールでさらに頑張ろうというモチベーションを与えてくれた。今日のピノとアラフィリップの勝利はフランスの自転車競技にとって、とても良いことだ」出典:主催者の公式リリースより

■ゲラント・トーマス(チーム イネオス)
(ステージ8位・総合2位)「正直言って、出だしから力が出ないような感じで、いい感覚がなかった。終盤では、とにかく自分のペースで行くしかないと分かっていた。彼らのアタックに反応しようという気持ちもなかった。無理について行って急勾配で自爆するよりは、とにかく自分のペースで走り、損失を最小限に抑えたほうがいいと判断したんだ。もしかしたら無理にでも追ったほうが良かったのかもしれない。とにかく何もあまりうまくいかない、そういう日だった。走っているうちにもう少し上向きになるかとも思ったんだけどね。最後の峠では、とにかくどこまで先頭集団についていくことができるかだった。タフな一日だったね。まだ先はあるから、明日はもう少し調子が戻っていることを願うよ」出典:チーム公式リリースより

コメント翻訳:寺尾真紀

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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