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サイクル ロードレース コラム 2019年7月11日

【ツール・ド・フランス 2019 第5ステージ / レースレポート】千両役者ペーター・サガンが待望の1冠「やっと勝てた」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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■ペーター・サガン (ボーラ・ハンスグローエ)
(ステージ優勝・ポイント賞ジャージ)「とにかく情熱を持って走っていれば、いつか勝利をつかむことができる。チームメートたちにありがとうを言わなくちゃ。彼らが素晴らしい働きをしてくれたおかげで、追い求めていたツールのステージ勝利がとうとう実現したんだからね。僕たちにとって、本当にうれしいことだよ。

最終盤ではルイ・コスタが独走してちょっと危ない場面もあったけれど、チームメートたちがうまく状況をコントロールしてくれた。そこからは、忍耐と待ち。誰の後輪につくかを慎重に見極め、あとは良いタイミングでスプリントに入るだけ。今日のフィナーレで、僕の脚は最高のコンディションだった。上りでは少し苦しんだけれど、全体的には良いステージになったと思う。

(ポイント賞で2位と45ポイント差は)“たったの”45ポイント。気を抜かず、進み続けるだけさ!」出典:レース主催者の公式リリースと、インタビュー動画より

■ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
(総合リーダージャージ)「楽な一日ではなかったよ。けれど、集団前方でいいポジションを取ろうとする僕を、チームの仲間たちが助けてくれた。今日のステージを無事に走り終え、もう一日マイヨ・ジョーヌを着られることになって、うれしいよ。このジャージを身につけることは、本当に特別なことだ。うまく説明するのは難しいけれど、けっして忘れることのないアメージングな気持ちだと言えばいいかな。これほどたくさんの人が、僕に歓声を送り、名前を呼んでくれるのは、信じがたいことだ。明日のステージで何が起きたとしても、この思いや体験は、永遠に心の中にとどめておくよ」出典:チームの公式リリースより

■ウァウト・ヴァンアールト(チーム ユンボ・ヴィスマ)
(新人賞ジャージ・ステージ2位・総合2位)「ペーター・サガンのスプリントはとても強力だった。彼は、今日みたいなステージのスペシャリストのようなものだからね。ハードなスプリントだった。ゴール400m前のラウンドアバウトでかなりの混乱状態になったけれど、僕は前方から4番手につくことができた。ゴール手前では向かい風になることがわかっていたから、なるべくスプリントに入るのを遅らせたほうが良かったし、それでサガンの後ろについたんだ。だけど、たぶん長く待ちすぎてしまったんだな。明日はできればもう少し気楽に走りたいよ」出典:主催者の公式リリースより

「この地域を僕はよく知っているんだ。だから、僕には厳しすぎる上りになると思う。おそらく新人賞ジャージを失ってしまうことになるだろうけれど、とにかくチームとしては、ファンタスティックなツールの出だしになったと思うよ」出典:チームの公式リリースより抜粋

■ティム・ウェレンス(ロット・スーダル)
(山岳賞ジャージ)「今日逃げに入るには、少しばかりの運が必要だった。けれど、今日のメイン集団は、僕ら(逃げ)をけっして前には行かせてくれなかった。僕がアタックするときは、いつもステージを狙いと彼らもわかっているからね。今日は逃げ切りは不可能だとすぐに悟ったから、山岳賞ポイントに目標を切り替えて、それがうまくいった。山岳賞ジャージを着て走ることは、素敵なことだからね。ジロで山岳賞ジャージを着たときには、普段とあまり変わらなかった。けれど、ツールの山岳賞は特別だ。僕の脚の調子で言えば、今日はいまいちだった。だから明日は僕は『お休み』して、(チームメートの)トーマス・デヘントが活躍する番になったらいいなと思う。これまでのところ、彼はツキに恵まれなくてまだうまく逃げに乗れていない。けれど、明日は彼が輝く一日になって、僕の方は次のチャンスに向けて力をためることができたらいいな」出典:主催者の公式リリースより

■トームス・スクウィンシュ(トレック・セガフレード)
(ステージ敢闘賞獲得)「今日も一日先頭を走ったけれど、ツールの初日ほどたいへんではなかった。途中、山岳ポイントを取らせてほしいとティム・ウェレンスに頼まれて、ノーとは言えなかった。逃げが成功するチャンスを少しでも大きくするためにね。結果的には、誰にとってもプラスに働いたと思う。逃げの中でいちばん力が残っているのは僕だと感じたから、メイン集団が近づいてきたとき再度のアタックに出た。体力的にはきつかったし、脚はからっぽだったけれど、何かできないか試してみたかったんだ。最後の峠では、もう何のエネルギーも残っていなかったよ」出典:レース主催者の公式リリースより抜粋

■マッテオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット)
(ステージ3位)「昨日上位に入ったようなピュア・スプリンターたちにとっては、間違いなく厳しいステージだったね。レースは良いペースで進んだし、最後はやはり「上れるスプリンター』たちの争いになった。今日のトップ5も、なるほどと納得するような顔ぶれだったと思うよ。ダリル(・インピー)のリードアウトはパーフェクトで、ラウンドアバウトのところで最高のポジションにリードしてくれた。けれど、とにかくサガンの方が速かった。サガンは僕の後輪についていたから、僕のスプリントを予測していたんだと思う。サガンが僕をかわして、それからヴァンアールトが背後から飛び出してきた。あとは2位をめぐる数cmの争いになったんだ」出典:チームの公式ツイートより

コメント翻訳:寺尾真紀

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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