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サイクル ロードレース コラム 2019年7月7日

【ツール・ド・フランス 2019 第1ステージ / レースレポート】フルーネウェーフェンの「発射台役」が勝利「本当に奇妙な日だよ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■マイク・テウニッセン(チーム ユンボ・ヴィスマ)
(ステージ優勝、総合リーダージャージ、ポイント賞ジャージ獲得)「ディラン(・フルーネウェーヘン)のクラッシュで、我々の計画はおじゃんになってしまった。ディランの落車ははっきり見えなかったけど、それを(無線で)知って、まだスプリントできると思ったんだ。スプリントの前にそれほど力を使っていなかったから気持ちはフレッシュだったし、 ウァウト(・ヴァンアールト)も残っていた。本当に奇妙な日だよ、一瞬のうちにチームの目標が消し飛んでしまったんだから。僕が代わりに勝ったことを、ディランが笑って受け止めてくれるといいな。今日起こったこと、特にマイヨ・ジョーヌのことを実感するには、数日かかるだろうね。でも明日はチームとしてまた新しい大きい目標があるからね!」出典:レース主催者による公式インタビュー音声より

■グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(シーシーシーチーム)
(山岳賞ジャージ獲得)「地元で何かやるぞ、というモチベーションでいっぱいだった。僕が現役の間にツールに『ミュール(壁)』が登場するのは、おそらくこれが唯一の機会。ミュールは自宅にも近く、地元のファンや、友達や、家族の前で走るのは、いつも格別の体験だ。ミュールはたくさんの観客で素晴らしい雰囲気だった。けれど、とにかく先頭で頂上を越えなくちゃならない。TVではやすやすと越えていったように見えたかもしれないけれど、実際は違う。(クサンドロ・)ムーリッセは強い選手だから、警戒していた。最初の山岳ポイントを獲り、山岳賞ジャージをこれから少なくとも2日間は着ることができて幸せだよ。ちゃんと計画を持っているのはいいことで、ミュールを先頭で越えられればジャージを着ることができると知っていたから、それに集中できたんだ。正直言って、その計画のせいでスタートではちょっとストレスを感じていた。でもすべてがうまくいったし、僕がこのジャージを着ているのを見て、明日はびっくりする人がいるんじゃないかな。どんなときでも、ツールの出だしで何かできるのはいいこと。ステージ優勝もいいけれど、ジャージ獲得もスペシャルだ。ベルギーで何かする、というのが僕の目標だった。無事ジャージを獲得することができたから、まずはこのジャージをこれから何日か着続けられるようにがんばって、それ以降はステージ優勝にフォーカスしていくよ」出典:レース主催者の公式リリースより抜粋 / 翻訳:寺尾真紀

■カレブ・ユアン(ロット・スーダル)
(新人賞ジャージ獲得)「望んでいたジャージとは違ったけれど、マイヨ・ブランを着られて光栄だよ。今日、僕をトラブルから守ってくれたロット・スーダルのチームメートたち、ありがとう」出典:本人のツイートより

■ステファヌ・ロセット(コフィディス、ソリュシオンクレディ)
(ステージ敢闘賞獲得)「これまでの7月は、ラジオやテレビでツールを観戦する側だった。ツールに来ることができて、おまけに一日を賞で締めくくれるなんて、クールだよ! いいスタートになった。本当は序盤の逃げを狙っていたんだけど、うまく乗れなかった。先行グループが吸収されたとき、まだ自分はフレッシュだったし、終盤のナーバスな集団を避けたかったんだ。先頭を走るのは、いい気分だったよ」出典:レース主催者の公式リリースより

■ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
(ゴールスプリントで競り負けた)「集団スプリントに向けていいポジションにいたし、フォーム(調子)もよかった。ゴール前300mでがくんと周囲のスピードが落ちたようで、ちょっと普段とは違う感じだった。加速して、できる限りのスプリントをしたけれど、写真判定の、ほんの数センチメートルの僅差で競り負けてしまった。でもそれがレースであり、スプリントなんだ。ほんのわずかな差で勝つことも、負けることもある。 ツールは始まったばかりで、長い3週間が我々を待ち受けている。毎ステージ闘っていくよ」出典:チームの公式リリースより抜粋

■ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ)
(ステージで落車があった)「こんな形でツールをスタートしたかった訳じゃない、ということははっきりしている。だけど、“マシーン”マイク・テウニッセンがイエローを獲ってくれた。おめでとう! ジャージを守るために、明日は力を尽くすよ!」出典:本人のツイートより

■ゲラント・トーマス(チームイネオス)
(ステージ中に落車があった)「チームメートが一日ガードしてくれていたのに、ゴール前1.5kmの集団落車に巻き込まれてしまった。コースを外れてバリアにぶつかったときには、幸いほとんどスピードは出ていなかった。オールグッドだよ」出典:本人のツイートより

■ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム)
(ステージ中に落車があった)「もちろんこんな形でツールをスタートしたくはなかったけれど、少なくとも骨折はないし、レースを続けることができる。まだまだたくさんのステージが残っていて、このクラッシュでツールが終わってしまったわけじゃない。明日のTTTは間違いなく苦しいものになるだろうけれど、明日の朝の僕の調子を見て、できる限りのことをしていくよ」出典:チームの公式リリースより抜粋

コメント翻訳:寺尾真紀

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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