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サイクル ロードレース コラム 2019年7月7日

【ツール・ド・フランス 2019 第1ステージ / レースレポート】フルーネウェーフェンの「発射台役」が勝利「本当に奇妙な日だよ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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マイク・テウニッセン

50年前に自身最初のマイヨ・ジョーヌを身にまとったエディ・メルクスは、「ひどくはらはらしながら」スプリントを見守ったという。そんな史上最強の自転車選手から、誕生100年目を迎えるマイヨ・ジョーヌを手渡されたのはマイク・テウニッセンだった。祖国オランダにとっては……30年ぶりのマイヨ・ジョーヌだ!

2019年ツール・ド・フランスが、3週間の長旅へと走り出した。ベルギー国王の前でフェアプレーを誓った22チーム・176人のプロトンから、本スタートと同時に飛び出したのは4人。中でも「ベルギースタート」を祝う「ベルギー人」の「クラシックライダー」として、グレッグ・ヴァンアーヴェルマートは強いこだわりを見せた。ミュール・ド・グラモン、つまりツール・デ・フランドルでおなじみ石畳の激坂カペルミュールを先頭で駆け上がると、大会最初のマイヨ・ア・ポワを手に入れた。

リオ五輪金メダリストはジャージ確定後に自らメインプロトンへ退き、他の3選手もまた、早々と逃げを打ち切る羽目になる。ドゥクーニンク・クイックステップやロット・スーダル、ユンボ・ヴィスマが積極的に集団牽引に努め、なにより史上最多7度目のマイヨ・ヴェールを狙うペーター・サガンが、早々とポイント収集に動いたせいだ。猛烈なスピードアップで逃げを飲み込むと、残り70kmの中間スプリントで、サガンはまんまと先頭通過を果たす。……ただしフィニッシュラインでは、長い待ち時間と写真判定の末に、サガンは2位に甘んじることになるのだけれど。

その後はステファヌ・ロセットが敢闘賞に値する独走を披露し、ドーフィネ総合覇者ヤコブ・フグルサングが地面に転がり落ちた。フィニッシュ手前1.5kmでは、グランツール序盤恒例とも言える巨大な集団落車も発生。この日の優勝本命に上げられていたディラン・フルーネウェーヘンや、今大会の優勝本命に上げられるゲラント・トーマスも巻き込まれた。幸いにも3人に大きな負傷はなかった。フグルサングは右流血しながらも、アシストたちの献身で無事に集団復帰を果たし、トーマスらは最終3kmの救済処置でタイムの損失は一切なかった。

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