人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2019年6月8日

【クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ / プレビュー】豪華なメンバーが集結!真夏の黄色いジャージ争奪戦の行方を占う「ツール前哨戦」開幕

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
  • Line

3日目は最終盤こそスプリンター向き地形に見えるけれど、やはりステージ序盤に4つのミニ峠を乗り越えねばならない。第4ステージの個人タイムトライアル26.1kmで、総合のヒエラルキーがある程度出来上がったら、5日目の長距離ステージを利用してアルプス山脈の麓へと一気に移動。いよいよ本格勝負の週末へと突入する。

第6ステージは全長229kmとひたすら長い。ガリビエやテレグラフといった「ツールの巨大峠」を頭上に眺めながら、足元に連なる8つの峠で細かいアップダウンを繰り返す。フィニッシュ手前に待ち受けるのは2級ボーヌ峠。ただし全長8.1km、平均6%の山道を上り詰めた後は、フィニッシュまで7.5kmを一気に下り降りる。つまり名ダウンヒラーたちの勇気の見せ所だろうか。

そして6月15日の土曜日、第7ステージこそが、正真正銘のクイーンステージとなる。選手たちの行く手には4つの大きな峠が組み込まれた。しかも35km過ぎから1級エピヌ峠へ上り始めたら、後は1級グラニエ→1級マルシュー→超級モンテ・ド・ピペーの順番で上って下って上ってのみ。全長19km、平均勾配6.9%の最終峠がドーフィネに登場するのは、1978年以来、実に41年ぶり!

もちろん最終日のどんでん返しにも要注意。開催委員会が仕掛けたコースを見る限り、なにも起こらないはずはない。とにかく113.2kmという、最近流行りの極端なほどの短距離コースに、7つもの山岳が散りばめられている。つまりスタートからフィニッシュまで、全速力のアタック合戦が繰り広げらる可能性もある。フィニッシュ地は、2002年のジュネーヴ閉幕に次ぐ、国境の向こう側。スイスのシャンペリーにて、第71回クリテリウム・デュ・ドーフィネの総合覇者が決すると共に、この真夏の黄色いジャージ争奪戦の大筋も見えてくる……。

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ