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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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1年前の壊滅的なステージとは違って、2015年ツールの石畳合戦は、総合系の選手たちにとってはいわゆる引き分けに終わった。ファンタスティックフォーも、その他大勢の総合表彰台候補たちも、「ほぼ」揃って先頭集団で1日を終えた。クラシックハンターやスプリンターにとっては大いなる敗北だった。2015年パリ〜ルーベの表彰台3人全員が前線に残っていたというのに……。この日の朝、4つの石畳トロフィーを誇るトム・ボーネンからアドバイスをもらったトニー・マルティンが、全てを凌駕した。土曜日から追い求めてきたマイヨ・ジョーヌも、とうとうその手につかみとった。
1年前を髣髴とさせる出来事もあった。それは序盤に飛び出した4人のエスケープグループに、リエーベ・ウェストラが滑り込んでいたこと。去年は0km地点から9人の逃げ集団に入り、後の石畳路でチームリーダーのヴィンチェンツォ・ニーバリを力強く牽引しまくった。今年はトーマス・デヘント、フレデリク・ブラン、ペーリ・ケムヌールと共に、前方へと走り出た。
「去年と同じ作戦に臨んだんだ。つまり僕が前方で待ち構えて、後方から追いついてきたニーバリをできる限りアシストする。でも去年とは大きな違いがあった。天候条件だよ」(ウェストラ、ゴール後インタビューより)
クリス・フルームを地面へと引きずり下ろした大雨は、今日は幸いにも姿を潜めた。ほんの少し、通り雨が石畳を湿らせた。しかもあの日は石畳突入のはるか遠くからナーバスな神経戦が繰り広げられたけれど、この日は223.5kmの今大会最長コースが残り70kmを切るまで、比較的静かにステージは進行した。際立った動きが見られたのは、ベルギーの小さなパヴェ(第7ゾーン)でエティックス・クイックステップが軽く足慣らした時と、5人のスプリンターが中間ポイントで熾烈な争いを繰り広げた時だけ。
それでもステージも残り3分の1を切ると、プロトン内の緊張感は目に見えて高まって行った。ティンコフ・サクソ、BMC、モヴィスター、スカイのチーム隊列が、プロトン最前列に5本並んだ。ただアスタナだけが、2列目で、なにやら不気味に姿を潜めていた。しかしラスト50km。6連続の石畳ゾーンへの突入直前に、ついにニーバリ親衛隊が動いた。2014年に「夢の」泥んこステージを制したラース・ボームが、あの日に自らの側で見事な石畳走行テクニックを披露したリーダーを率いて、勢いよく前方へと駆け上がった!
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