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サイクル ロードレース コラム 2015年7月12日

ツール・ド・フランス2015 第8ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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「謙虚さを忘れてはならないし、注意深く、野心とつきあっていきたい。だからこの先の目標については、もう少し、時間を与えてもらえるとありがたい。僕にはまだ、チームリーダーになるようなレベルも、能力も、備わっていないんだ。もしかしたら、将来的には、僕がどこかのステージレースでリーダーを務める日が来るかもしれないけれど」(ヴュイエルモーズ、公式記者会見より)

マイヨ・ジョーヌのコントロール下で、大半の総合上位候補たちはヴュイエルモーズから10秒遅れの集団でゴールした。ただフルームが「びっくりした」と語ったように、ニーバリはさらに10秒遅れてフィニッシュラインを越えた。「空白の1日だった」と本人は端的に理由を述べた。

また「フルーム集団」には、サガンが潜り込んでいた。残念ながら区間4位で、マイヨ・ジョーヌに近づくためのボーナスタイムこそ手に入れられなかったものの、マイヨ・ヴェール用ポイントは大量19pt獲得。累計ではグライペルを3pt差で逆転し、ついに愛着のある緑色のジャージを、手元へと取り戻した。

「グリーンジャージを取り戻せて素敵だね。リードはたった3ポイントだけれど、この先はリードを失わぬようベストを尽くしていく。もちろん、もっとポイントが取れたら嬉しかったけれど、でも満足はしているんだ。イエロージャージまでは11秒。おそらく難しいだろうな。でも、僕らはトライするために、ここに来てるのさ」(サガン、チーム公式リリースより)

全長28kmのチームタイムトライアルで、もしもティンコフ・サクソがチームスカイを11秒以上上回れば(そしてサガンがチーム5番目の選手と同集団でゴールすれば)、スロバキアの怪童に黄色い衣装が回ってくる。いや、もしかしたら、13秒差のティージェイ・ヴァンガーデレンのほうが、マイヨ・ジョーヌの可能性は高いかもしれない。昨秋チームタイムトライアル世界選手権を制したBMCは、当時のメンバーを4人揃えている(デニス、オス、クインツィアート、ヴァンガーデレン)。

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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