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ものすごい人ごみの中で、スカイ列車の連結部が緩んでしまった一方で、BMCの団結力は強かった。特に初日マイヨ・ジョーヌのローハン・デニスが、驚異的な先頭牽引に尽くした。
「上りでは、強い選手が、出来るだけ長く先頭を引いた。なにより5人でゴールしなきゃならなかった。そして僕らには、ローハン・デニスがいた。彼こそが、今日の勝利の鍵となってくれた。まさにエンジン役だった」(ヴァンガーデレン、公式記者会見より)
昨秋のチームTT世界チャンピオンメンバー4人を含む精鋭軍は、1.7kmの上りを英国軍より6秒速く駆け上がって、逆転でステージ優勝を手に入れた。チーム結成2007年のBMCにとっては、グランツールでのチームタイムトライアル勝利は初めての快挙である。喜びと同時に、確かにほんの少しだけ、ヴァンガーデレンの心の中にはがっかりした思いも存在したようだ。マイヨ・ジョーヌまであと12秒に迫ったまま、ピレネーの難関山岳ステージに突入することになったのだから。
「これが『完璧なる世界』なら、僕らはステージを勝って、イエローも取っていたんだろうね。とにかく僕らはステージ勝利は手に入れた。正直言って、これ以上に幸せなことはありえない」(ヴァンガーデレン、公式記者会見より)
開幕前にはフルーム、アルベルト・コンタドール、ヴィンチェンツォ・ニーバリ、ナイロ・キンタナという「ファンタスティック・フォー」ばかりに注目が集まっていたが、ツールの第一幕を終えて、本当のところはヴァンガーデレンを含めて「ファンタスティック・ファイヴ」だったのだ、とメディアもファンたちもあらためて理解させられた。そして彼らの属する5チームが、今区間上位5つの場所を占めた。しかもBMC、スカイに続いて、モヴィスターがわずか4秒差と非常に好成績につけた。
3チーム、つまりヴァンガーデレン、フルーム、キンタナの所属チームが気持ちよく休養日を迎えられるのに対して、コンタドールのティンコフ・サクソは区間勝者チームから28秒、ニーバリのアスタナは35秒を失った。
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