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数キロ先で、ヘシェダルも、最後までエスケープの務めを果たすことに決めた。2012年ジロ・デ・イタリア総合覇者は、ゴール前40kmでトレンティンに追いつくと、持てる力を振り絞った。しかし、この頃になると、ブライアン・コカールをどうにか勝たせたいユーロップカーも隊列を組み上げていた。ロット・ソウダルもグライペルのために、いよいよ前線で牽引リレーに加わりはじめた。吸収は時間の問題だった。
「今日は勝ちたかったからエスケープに乗ったんだ。だって、今日の逃げは、フィニッシュまで行けるチャンスがあったから」(サガン、チーム公式リリースより)
残念ながらサガンは、ラスト37kmで、集団スプリントへと気持ちを切り替えざるをえなくなった。改めて前に飛び出したトレンティンもヘシェダルも、ラスト30kmでメイン集団へと飲み込まれた。カヴのいない集団スプリントへと突き進んでいく最中には、カヴのチームメートで、第6ステージですでに両腕を上げているゼネック・スティバールが単独アタックを打ったこともあった。しかし、シクロクロス元世界チャンピオンの、ラスト3.5kmからの切れ味鋭い一撃も、残り1100mでカチューシャにきっちり回収された。
なによりラスト300mの最終コーナーで、カチューシャの発射台が先頭に立った。後輪に張り付くクリストフは、前から2番目でこなした。ただスプリンター本人によると、「チームが前に出るタイミングが早すぎて、最後はスピードが落ちてしまった」(ゴール後インタビューより)とのこと。
「グライペルはものすごいダッシュだった。彼がスプリントを切った後、僕はすぐに応えることができなかった。少し出遅れたんだ。最終的にはかなりのトップスピードに乗れたけれど、でも、勝てるほど速くもなかった。今日のグライペルは、とにかく、強かった」(クリストフ、ゴール後インタビューより)
強いグライペルの前に膝を屈し、失意の底に沈んだのは、なにもクリストフだけではない。コカールは「サガンと肘がぶつかって、危うく落車するところだった」と口を尖らせ、逆にサガンはコカールにいちゃもんをつけに行った。ほんの僅差でグライペルに競り負けたジョン・デゲンコルブは、何も言わずにその場を立ち去った。
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