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サイクル ロードレース コラム 2016年5月16日

【ツアー・オブ・カリフォルニア/プレビュー】11回目を迎えるアメリカ最大のレース!ペテル・サガン「カリフォルニアからツールの準備に取り掛かる」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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イタリアでばら色の戦いが熾烈さを増す頃、地球の反対側では、自転車乗りたちがビッグウェーブを乗りこなす。南のサンディエゴから、北のサクラメントへと向かう8日間。どこまでも続く青い海岸線と、いつも晴れた青い空。緑のぶどう畑に、荒涼と煤けた山々。プロモーションビデオか、はたまたヒーリング映像かと見間違うほど、美しき雄大なカリフォルニアの大地で、明るく激しい戦いが巻き起こる。

世界中の自転車ファンにとっては、楽しいながらも、寝不足の1週間でもある。ちなみに日本とイタリアの時差は+7時間、日本とカリフォルニアの時差は+16時間。夜にジロを見て、朝にカリフォルニアを見て……。早起きは三文の得!落車は厳禁だ!

昨年に第10回大会を祝い、年々レベルも評判も上げているツアー・オブ・カリフォルニアに、今回はワールドチームが10チーム参戦する。つまり昨年より2チーム増え、プロトン内のトップ選手の密度もぐっと濃くなった。

ゼッケンナンバー1番は、当然、ディフェンディングチャンピオンのペテル・サガンが背負う。プロ入り初年度の2010年から1年たりとも欠かさず西海岸に飛び、6年連続で区間勝利をもぎ取り、トータルで区間13勝+総合1勝を誇る現役世界チャンピオンにとって、今やカリフォルニア入りは「ルーチーン」なのだという。北クラシック転戦後に一旦休養を取り、「カリフォルニアからツールの準備に取り掛かる」。それがサガンのお決まりのシーズンプログラムだ。

ツール・ド・フランスの準備とは、すなわち、5年連続のマイヨ・ヴェールを取るための準備。初日サンディエゴの「ウォーターフロント」ステージと、最終日サクラメントの市内サーキットは、間違いなく大集団スプリント勝利を狙いに行くだろう。

サガンの前には、マーク・カヴェンディッシュとアレクサンドル・クリストフという、強力なライバル立ちはだかる。1月チーム合宿中の自動車事故からついに帰ってきたジョン・デゲンコルプは、かつてのトップスピードを取り戻しているだろうか?ブライアン・コカール、ダニー・ファンポッペル、ジャスパー・ストウィヴェンなど、さらに一皮剥けたい若きスプリンターたちも、背後に控えている。

少しくらいの起伏なら、へっちゃらなのがサガンの強み。ツール中は、山岳ステージで緑ポイント収集の旅に出るという、奥の手も持っている。だから序盤150kmは延々と登り基調で、後半は緩やかな起伏が続く第5ステージや、さらに6つの山岳を越えた後でラスト30kmはド平坦という第7ステージでも、なにを仕出かすか分からない。

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