人気ランキング
-
サイクル ロードレース コラム
【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
下り巧者のアマドールが追い付いてきたのは、すでにバルベルデが置き去りにされた後だった。大会総合リーダージャージ姿のアシストは、必死で涙ぐましい牽引を試みるも……。
「もはや追走するための体力は残っていなかった。ただ一定ペースを刻んで、あまりタイムを失ってしまわぬよう、努力するしかなかった。僕にとっても難しかったし、アレハンドロにとっても難しかった」(アマドール、チーム公式HP)
2級ヴァルパローラ峠では、ニーバリさえも置き去りにされる。ゴール前25km、クルイスウィックが、思い切って飛び出した。ザッカリンとマイカ、ウランはもはや抵抗する余力を残していなかった。チャベスとニーバリは、しばらく踏ん張った。
「今朝たてた計画は、とにかくニーバリとバルベルデに付いていくこと。ニーバリがアタックするだろうことは予想していた。チームに牽引させていたからね。それにはしっかり反応ができた。そして、『今度は自分がアタックする番だ』と感じたんだ。だからトライした。幸運なことに、タイミングは正しかった」(クルイスウィック、ゴール後インタビュー)
チャベスも、ほんの少し先で、加速を決めた。イタリアチャンピオンジャージは、たった1人で、取り残された。
「クルイスウィックがアタックで前に行ったから、僕も付いて行こうとトライした。厳しい坂道だった。そうしたら、ニーバリが脱落していくのが見えたんだ。だから僕らは、協力して走り始めた」(チャベス、ゴール後インタビュー)
2011年ジロ総合8位、2015年総合7位のオランダ人と、昨ブエルタ5位のコロンビア人は、そこから先は決して仲違いしなかった。後方の総合ライバルたちから1秒でも多くタイムを稼ぐために、力を合わせてひたすら先を急いだ。とりわけ前日の段階で総合5位のクルイスウィックにとっては、同タイムのバルベルデ、2秒前のニーバリ、17秒前のユンゲルス、26秒前のアマドールをまとめて逆転する最大のチャンスだった。
「チャベスとは上手く協力しあった。チャベスがスプリントに強いことは知っていたけど、それならば僕はひたすらピンクジャージのために邁進するだけだったのさ」(クルイスウィック、ゴール後インタビュー)
あわせて読みたい
-
サイクル ロードレース コラム
【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
4月17日 午後7:45〜
-
4月7日 午後6:05〜
-
3月31日 午後4:55〜
-
Cycle*2024 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ
4月17日 午後11:55〜
-
4月6日 午後10:15〜
-
3月16日 午後9:30〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第6ステージ
3月23日 午後10:30〜
-
4月1日 午後7:00〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!