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スタート直後のクリス・フルームは控えめだった。序盤4kmの平地を駆け抜けて、さらにドマンシー坂を終えた直後の6.5km第1計測は、デュムランから14秒遅れで通過した。
「静かに、抑えてスタートしたんだ。山頂に向かって力をクレッシェンドしていくためだった」(フルーム、ミックスゾーンインタビュー)
言葉通り、マイヨ・ジョーヌは徐々にペースを上げていく。デュムランと同じように、サドルにしっかり腰を下ろし、正確なリズムでペダルを回し続けた。その結果、一定の上り勾配が続く10km地点で、遅れは10秒に縮まった。緩急が繰り返され、山頂まであと一歩に近づいた13.5km地点では、ついにデュムランを3秒逆転した。上り切った後には、うねりの続く下り坂も待っていた。もちろん今年のフルームが、プロトン屈指のダウンヒル巧者であることは……すでに第8ステージで実証した通り。フィニッシュラインでは、なんとデュムランに21秒ものリードをつけていた。
「今日の勝利は、メカの選択が大きく左右しているんだ。最初にコースを見たときは、普通のロードバイクを使おうと考えた。でも、詳細な分析が行われた結果、タイムトライアル用マテリアルを使うよう助言されたんだ。しかもピナレロのTT用バイクは、重量がものすごく軽くなった。ディスクホイールもまた、正しい選択だったね」(フルーム、公式記者会見)
とてつもない強さを改めて証明した結果、フルームは総合2位以下とのタイム差を2分27秒から、3分52秒へと開いた。パリまで残るステージは3つ。山の戦いは2つ。だから、すでに優勝争いは決した、とマイヨ・ジョーヌ本人は見る。
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