人気ランキング
-
サイクル ロードレース コラム
【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
力強く突き上げた右の拳と、黄色いヘルメットの下に覗いた白い歯が、2016年マイヨ・ジョーヌの行方がほぼ決まったことを教えてくれた。最終走者のクリス・フルームは、出走177人中ベストタイムの30分43秒23をたたき出した。今大会2つ目の区間勝利をもたらした好走で、総合2位以下とのタイム差をさらに大きく開いた。一方で総合2位から7位までの距離はぎゅっと縮まり、表彰台争いは混沌の様相を呈してきた。
太陽の光は強烈で、しかも湿気を含んだ空気が、肌にまとわりつくように重かった。真っ先に勝者レベルの素晴らしいタイムを記録したのは、またしても、トム・デュムランだった。第9ステージでは、悪天候の中の独走で、山頂フィニッシュを制した。第13ステージはアップダウン個人タイムトライアルで、今大会2勝目をもぎ取った。そしてこの日は、全長17kmの登坂タイムトライアルで、得意の独走力を発揮した。
スタート直後から規則正しいリズムを刻んだ。しかも勾配14%超えのコート・ド・ドマンシーでさえ、ほぼ全体を通してシッティングポジションを貫いた。力強く走り続けた。ゴールタイムは、その時点までの首位選手を41秒も上回る、31分04秒29。暫定首位に立った。
「でも、おそらく、十分ではないだろう。きっと総合勢の選手に追い抜かれるはずだ。今日はいい走りができたと思うけれど、でも、僕のベストの走りではなかった。ステージ優勝には、十分なタイムではない」(デュムラン、ゴール後TVインタビュー)
残念ながら、デュムランの予言は的中する。時にハラハラさせられながらも、暫定首位の座を実に1時間38分にも渡って守り続けてきた挙句、最後の1人についに記録を塗り替えられてしまったのだから!
あわせて読みたい
-
サイクル ロードレース コラム
【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
4月7日 午後6:05〜
-
3月31日 午後4:55〜
-
4月17日 午後7:45〜
-
4月6日 午後10:15〜
-
3月16日 午後9:30〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第6ステージ
3月23日 午後10:30〜
-
4月1日 午後7:00〜
-
Cycle*2024 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ
4月17日 午後11:55〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!