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サイクル ロードレース コラム 2016年8月21日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第1ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■ピーター・ケノー(チーム スカイ)
「このジャージを身に着けて夢心地だけれど、こうなるなんて全く考えていなかったんだ! 昨日までのぼくはブエルタを走るただの選手に過ぎなかったのに、突然レッド・ジャージ(マイヨ・ロホ)に放り込まれたんだから。現実のことじゃないみたいだったよ。
走り出す前は、首位のチームに引き離されずに終われればいいと思っていた。チームのみんなも、例えば何人かはリオからここに来ていたり、ぼくはケガから復帰したばかりだし、それぞれレースのスケジュールもシーズンの目標もばらばらだったから。
最初からハードにいったのがよかったね。少し慎重に、最初はイージーに、と思ってしまうときもあるけれど、そもそもチームトライアルはそういうものじゃない。最初の5kmで10秒を失ったとしたら、それは決して取り戻せないんだ。うまくいかないことを恐れてはいけないし、自分を痛めつけることを恐れてもいけない。今日のぼくたちにはそれができたんだ」

■ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)
「チームの走りには満足だけれど、スカイとほぼ同タイムでゴールしながら勝つことができなかったのはちょっと残念だった。ぼくたちはスペシャリストの集団ではないけれど、固く結ばれていて強力な、コンパクトなグループ。今日は、自分たちの力を存分に発揮して、とてもいい結果を出すことができた。ぼく自身について言えば、感触は良かったよ。今日の好調を、ブエルタの期間中ずっと維持していけるといいね」

■アルベルト・コンタドール(ティンコフ)
「1週間のスローなトレーニングのあと、チームTTでレースをスタートするというのはいつも難しいものだけれど、それでも調子はとてもいいよ。チームはベストの走りをしたと思う。100%の力を出し切って、何かこれ以上できたことがあったとは思わない。
ライバルたちに50秒遅れでブエルタを走り始めるのは簡単なことじゃないけれど、自分たちの走りには満足している。ブエルタは長いし、まだ20のステージがぼくたちを待っている。これから目の前に現れるすべてのチャンスを掴んでいくつもりだよ。とにかく一日、一日ずつ進んでいって、何ができるか見ていきたいと思う」

出典:チーム公式サイト/コメント翻訳:寺尾真紀

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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