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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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<選手コメント>
■アレクサンドル・ジェニエ(FDJ)
「これは(辛かったシーズンの)ご褒美だ。シーズン序盤はかなり調子が良く、ジロ・デ・イタリアに向けてモチベーションも上がっていたのに、第3ステージで落車して、走り続けることができなかった。1か月後に手首の骨折が判明して、そこからギプス固定1か月。7月初めにバイクに乗り始めてからは、調子を取り戻すためにすべてのことをやってきた。このステージを勝てて、ぞくぞくしているよ。それがこのブエルタでの目標だった。本当にとてもうれしい。
勝つためには、難しいステージで逃げなくちゃならないとわかっていた。レースはたくさん走っていないけれど、ツール・ド・ランの区間優勝で、コンディションの良さは感じていた。それでも、勝つためにはリスクを取ることが必要だ。5~6分差で先行することができるか、メイン集団がどんな風に反応するか、逃げてみないことにはわからない。とにかくやってみるだけなんだ」
トップスプリンターの不在は、レースのコントロールがより難しくなることを意味している。みんな、誰もに勝利の可能性があることを知っているから。そしてそれは、大きなストレスとナーバスなフィナーレにつながってしまうんだ。幸運なことに、ラスト2kmで仲間たちがこの上ない働きをしてくれた。まずスティービー(ゼネック・スティバール)が牽きに牽き、それからイヴ(・ランパルト)が風よけになってくれた。それで、ゴール前200mで飛び出すことができたんだ。チームメートたちに『ありがとう』と、それからこの勝利は、ぼくの妻と娘に捧げたいと思う」(出典:チーム公式サイト)
■ルーベン・フェルナンデス(モビスター)
「赤いジャージを手に入れることができて、素晴らしい気持ち。これまでレースをしてきた中で、もっともすてきな幕開けの一つだと思う。グランツールのチームTTをチームスカイの仲間と勝つことができたのだから。ピート(ピーター・ケノー)には、本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。スプリントをして、ボーナスタイムを、ひいてはレッド・ジャージ(マイヨ・ロホ)を狙うチャンスを今日ぼくにくれた。そして、実現を可能にしてくれたチームにお礼が言いたい。
ゴール前2kmで、彼(ケノー)にスプリントを狙い「まったく予期していなかったよ。(ツール・ド・)ポローニュと(ブエルタ・ア・)ブルゴスの総合6位があったから、良いフォーム(調子)でブエルタに来たことはわかっていたけれど、ここでのぼくの仕事は、ナイロとアレハンドロをサポートすることだから。けれど、今日のフィナーレで、自分のために走るように言われたんだ。そうしてここに、ぼくの手元にロホ(赤)があるんだ。アタックという考えはまったくなかった。ナイロのアタックに備えて、レースをよりタフにするためにペースを上げていた。最後になって、そのまま前に行くように指示され、少し差を開くことに成功したんだ。イヤホンから、総合リーダーになったことを聞いて、大きな喜びに包まれた。マイヨ・ロホを守ることができるようにできる限りのことはやってみるけれど、ぼくの一番の仕事である、チームリーダーたちのアシストは決しておろそかにしないよ」(出典:チーム公式サイト)
■クリス・フルーム(チームスカイ)
「あまり速いペースで上り始めてしまうと、あの上りはだめなんだ。たった1.8kmだし、行けるんじゃないかと思ってしまいがちだけれど、そのワナにはまり、ラスト500mで後悔した選手も何人かいるんじゃないかな。ぼくにとってはかなりうまくいったと思うから、うれしいよ。 ぼくは、ぼく自身のペースで上ろうとしていた。上りのふもとでリーダーたちに少し差を開けられたけれど、とにかくペダルを回し続けて、前方に復帰しようとした。7分の長さだけれど、短い上りというには・・・ね。ミュール・ド・ユイ(ユイの壁)に似ているけれど、もっと長く続く感じかな。 フィナーレでぼくがいい位置に入れるように、チームメートは本当にいい仕事をしてくれた。(ミカル・)クヴィアトコウスキーとピート(ピーター・ケノー)、彼らには大きな敬意を感じている。彼らのタイムもぼくと同じなのに、それでも素晴らしいチームメートとして、自分たちを犠牲にしてくれている。 脚の感触にはかなり満足しているし、3日目で総合のこのあたりにつけていることにも満足だよ。とにかくトラブルを避けて、自分のチャンスを見極めて、もう少し走りこんでいきたいね。自分にとって終盤のタイムトライアルがカギ、ということははっきりしている。今は、とにかくトラブルを避けよう、ということだね」(出典:チーム公式サイト)
コメント翻訳:寺尾真紀
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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