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サイクル ロードレース コラム
まさに完全無欠。ワウト・ファンアールト、強さの根源「まだまだ僕に出来ないことはたくさんある」| ツール・ド・フランス 2022
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<選手コメント>
■ダヴィド・デラクルス(エティクス・クイックステップ)
とても特別な瞬間だった。これは過去数シーズン、たくさんの辛い時間を乗り越えてきたことに対するご褒美なんだ。ブエルタでステージを制して、しかもマイヨ・ロホを手にすることが出来たなんて、本当に驚きだ。逃げに乗ろうと考えたのは、マイヨ・ロホ獲得のチャンスがあるかもしれないと考えたから。でもプロトンはそれほどタイム差を与えてくれなかったし、リードは常に4分半程度で変わらなかった。きっと難しいだろうと考えた。8分か9分くらいのリードを開けたらと願ったけれど、プロトンがそれを許してはくれなかった。最終峠ナランコに入ったときは、もはや諦めかけていた。プロトンは2分位あっさり縮めてくるだろうと分かっていたからね。だからステージ勝利のためだけに走った。そうしたらおまけでレッドジャージがついてきたんだ。
この先に待っているのがスプリントステージなら、良かったんだけど。でも明日は、たとえコバドンガへの最終峠がなくとも、とてつもなく難しい1日となるだろう。昨日はあまり調子が良くなかった。それにぼくには厳しすぎる上りだった。でも、ぼくの登坂能力は、かなりいいほうなんだよ。ジャージを守ることは考えず、むしろチームのみんなと楽しみたいと思ってる。もちろん必死に戦って、自分がどこまでやれるか挑戦するつもり。でも、このジャージが、ぼくのキャリアの進路を変えるとは思わない。これからもステージ勝利を手にするために戦い続ける。(出典:大会公式リリースより)
■トーマス・デヘント(ロット・ソウダル)
ステージ優勝のために戦った。でも、上手く逃げに乗り込めたあと、ポイントも狙いに行こうと考えた。アレクサンドル・ジェニエとのバトルは熾烈だった。まだ逃げにトライできる機会はたくさん残っているけれど、とにかく、自分が今日成し遂げたことに満足しているよ。かつてのジロや、今年のツールのように、ブエルタでも区間勝利を決めたいと夢見ている。でも、今大会中にそれが可能かどうかは分からない。もしも出来なかったら、将来またトライするだけさ。グランツール区間勝利のコンプリートは、ぼくにとって、素晴らしい達成となるだろうね。(出典:大会公式リリースより)
■ナイロ・キンタナ(モヴィスターチーム)
このレッドジャージを譲り渡したことは、他の選手たちにとっては驚きだったようだね。でもぼくらはまるで心配していない。ぼくらが強くて、自信に満ちていることに変わりはない。ぼくには素晴らしいチームがついている。レースのリーダーは変わったけれど、ただぼくらは自分のすべきことを続けていくだけ。明日の重要なコバドンガフィニッシュに向けて、切り替えていくだけ。(出典:チーム公式ホームページより)
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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