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サイクル ロードレース コラム 2016年8月30日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第10ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)
ここで勝てたことは、素晴らしい誇りであり、喜びでもある。かつて数々の偉大なる選手たちが勝ち取ってきた場所で、勝利を上げることは、ぼくにとっては大きな夢だった。彼らの名前の下にぼくの名前を加えることが出来たなんて、名誉なこと。偉大なる選手やヒルクライマーたちが、ここを制してきたからね。

それほど体力的にフレッシュではないんだ。ツールを走ったし、ツール前にもたくさんのレースを走ってきた。その影響を感じている。今の時点では、シーズンここまでの疲れを感じているけれど、それでも調子はいい。ジャージを守っていきたいものだね。ここからは、毎日、危険が潜んでいる。トリッキーな日々が続くから、最終日までとても難しいだろう。今日が決定的なステージであることは分かっていたけれど、でもこの先もっと難しい時間が待ち受けている。警戒していかなければならない。

フルームの走り方はちょっと理解しがたい。でもおそらく彼らの戦術が、スロースタートだったのだろう。この先、彼からもっとタイムを稼ぐ方法を、見つけられたらと願うね。(大会公式リリースより)


■ロベルト・ヘーシンク(チーム ロットNL・ユンボ)
素敵な1日だった。ぼくより速い選手がいたことに関しては、決して楽しくはないけれど。それでもいいフィーリングをつかめた。誰が一番にアタックをかけて、誰が真っ先に反応するか、というのが大切ではなかった。ぼくは自分のペースを守った。そして、すぐに、ほかの選手たちを振り払えるだろうと理解した。カンペナールツもいい仕事をしてくれた。逃げ集団内でうまく協力体制が取れていないときには、速いスピードを保つよう働いてくれた。ぼく自身だって、ペースを上げるために、数回前を引いたほどさ。だって大部分は、リードを出来る限り開くよう働く代わりに、最終峠のことばかり考えていたからね。目標はブエルタの後半にいい走りをすること。ぼくの感覚では、今日からが、ブエルタの後半戦だ。クライスヴァイクのリタイアのあと、ぼくらは難しい日々を数日間過ごした。でも今では、状況はすっかりよくなった。(出典:チーム公式ホームページより)


■ピーター・ケノー(チーム スカイ)
限界に達しない、リスクをあまり冒さない、という計画だった。ダビ・ロペスガルシアも素晴らしい仕事をしてくれた。ぼくも自分のベストを尽くして、できる限り長くフルームのペースで走り続けるよう努力した。登っている間ずっと、フルームはひたすら励まし続けてくれた。あまり苦しくなりすぎてしまわぬよう、気を配ってくれたんだ。彼はぼくらを信頼して、最初の2㎞を任せてくれた。信じられないようなことだよね。もしぼくが、自分自身のために走っていたとしたら、ほぼ間違いなく正反対の行動に出ているだろう。できるかぎりライバルの後輪に張り付いていこうとするはずだ。でもコンタドールやバルベルデが、最後は息切れしてしまったのを見る限り、フルームの行動が正しかったわけだ。(出典:チーム公式ホームページより)

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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