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サイクル ロードレース コラム 2016年9月6日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第16ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■ジャンピエール・ドラッカー(ビーエムシー レーシングチーム)
(第14ステージ最終峠の)オービスクではすごく苦しめられた。ただ、いつか集団スプリントの機会がやって来る、とひたすら信じ続けた。ぼくのキャリアにおける最大の勝利だし、ぼくの経歴にグランツールの区間勝利が加わったなんて、本当に素敵だね。ここまでのスプリントステージでは運に恵まれなかったけれど、今日は完璧だった。もちろん、ポジショニングが良かったおかげでもある。でも、やっぱり、あるべき瞬間にあるべき場所にいるというのは、運も必要なんだ。

明日は休息日。その後にはまた、厳しいステージとタイムトライアルが待っている。ぼくの考えでは、ブエルタの総合争いはいまだ終わっていない。チーム スカイは昨日の大惨害のリベンジをしてやろうと、モチベーションを抱いて乗り込んでくるはず。対するモヴィスター チームもかなり堅固に見える。この先なにが起こるかは、見ていくしかない。さらなる動きがあるだろうことは、間違いない。(レース公式リリース)


■ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)
昨日のようなステージでは、ぼくらは、アルベルト・コンタドールのような選手の動きや戦術を注視するようにしている。それから、もうプロトンにはいないけれど、「プリト」ロドリゲスのような選手とか。ふたり共に、本当に素晴らしい策略家だ。ぼくにとっての初めてのグランツールは、2012年のブエルタだった。あの伝説的なフエンテ・デ、つまりアルベルトがプリトから総合首位を奪い取ったステージに、ぼくも立ち会っている。あの日、自分自身に言い聞かせたものさ。いつかぼくが大選手になったときは、常にアルベルトには警戒しなければならないだろう、と。ツールではぼくに期待する声が多かったけれど、100%を尽くすことができなかった。だから、この大会には、モチベーション高く臨んだし、常に学び続けている。(レース公式リリース)

昨日は、チームみんなでカバ(スパークリングワイン)でお祝いするにふさわしい夜だった。だって、みんなが、本当によくやってくれたから。それでも冷静さは保ち続ける必要があった。体調をしっかり回復し、地に足をしっかりつけて、今日のナーバスなステージに臨まねばならなかった。それに、厳しくて難しいステージが、最終週に待ち受けている。ライバルはクリス・フルームだけではない。アルベルト・コンタドールもいる。たとえ彼が後方でひらひらしていようが、いかなるときも目を離してはならない人物なんだ。チャベスだって同じ。というか、オリカ全体がそうだね……。なにひとつ、すでに決まったものとして扱ってはならない。今日のステージは暑さがぼくらを打ちのめしたし、上手く走るのは難しかった。でも、リーダージャージを着ていると、すべてがちょっとずつ簡単に進むんだ。それにぼくは暑いのは得意なんだ。寒いのより好き。たしかにぼくは、寒さや雨にも強いけれどね。 (チーム公式ホームページより)

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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