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サイクル ロードレース コラム 2016年9月8日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第17ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■マティアス・フランク(イアム サイクリング)
すごく満足してる。これまで必死にトライしてきて、2回はあと少しのところまで近づいて。そして、ついに、ぼくはやり遂げた。本当にすごいことだよ。2年間勝利から遠ざかっていたから、そろそろ勝つべき時だった。とにかく、勝つのは最高に素敵だね。

(途中棄権した)ツール・ド・フランスの後、今大会には、良い感覚を取り戻すためにやってきた。ツールで見せてしまったようなひどい選手じゃないんだ、と証明するために。それにグランツールの区間勝利が欲しかった。それを今、成し遂げることができて、本当に素晴らしいよ。

ただ言えることは、ぼくら(のチーム)はいつだって攻撃的に戦ってきたこと。いつだって逃げに乗ってきた。そして今年は、あらゆるグランツールで区間勝利を上げてきた。このチームになにができるのか、証明してきた。終わりが近づいているなんて、みんなにとって、残念だ。(レース公式リリースより)


■ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)
数カ月前に今日の最終峠は下見していた。今日まさしく自分の脚で感じたように、厳しい峠だと分かっていた。だから少し神経質になっていたんだ。だって、あれほど短くて、勾配がきつくて、パワフルなフィニッシュには、いつだって苦労させられてきたから。幸いにも、ぼくは調子が良く、ライバルたちのペースについていくことができた。36×29で上った。今日のフィニッシュにはパーフェクトだったよ。1つ、もしくは2つ小さい歯数を選んでいたら、おそらく厳しすぎただろうね。エサロ(第3ステージ)とカンペローナ(第8ステージ)、そして今日の上りはそれぞれにかなり違うし、それぞれに必要とするペースが異なる。ぼくにとってはカンペローナが一番難しい。たしかに、あの場所で、ぼくはライバルたちからタイムを奪ったんだけどね。今日に関しては、特にアタックを打ったわけではない。ただ、ひたすら守りに入るよりは、残りのレースもこんな風に続けていきたい。調子はいいし、今日もまたチームはやるべきことをやってくれた。このまま上手くやり遂げられるよう、願っているよ。(チーム公式ホームページより)

■アルベルト・コンタドール(ティンコフ)
足の調子がいい時は、こういう上りは幸せをもたらしてくれる。さもなければ、間違いなく、楽しくなんかないよね。みどころたっぷりのステージだし、ファンたちはこの種のフィニッシュが大好きだけれど、たしかに、ここでタイム差を開くのは難しいだろう。だって選手間の走行速度の違いは、たった1kmにしかならないんだから。昨日は頭の中でずいぶんと葛藤した。天使の言うことに従うべきなのか、それとも「アタックしろ」という悪魔の囁きを聞くべきなのか、って。今日は悪魔が勝った。この先の彼は、ぼくになんて囁いてくるんだろう。ただ、ぼくが信じているのは、物事は自分のなすようにしか進まないということ。自らで立ち向かっていかなければ、何事も成し遂げることなんてできないということ。今大会でも、ツールでも、ぼくは自分の立ちたい場所には立てなかった。でも、ぼく自身は楽しんでいる。そして、ぼくの唯一の望みは、この先も楽しみ続けることなんだ。(レース公式リリースより)

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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