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サイクル ロードレース コラム 2017年7月4日

【ツール・ド・フランス2017 第3ステージ結果速報】ラスト10kmテクニカルなコースでトレインは崩壊、個の力を見せつけたのはサガン!

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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写真:スパ・フランコルシャンサーキットに入るプロトン

晴れ間がのぞくベルギー、フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ)の故郷ヴェルヴィエの街並みをパレードランで出発したプロトンは、ルクセンブルクを通過し212.5km先のフランスはロンウィを目指す。

昨日とは打って変わり激しいアタック合戦が繰り広げられ、勾配のある登り基調を幾度となく抜け出しては吸収を繰り返し、速度があがりっぱなしのままスタートから15分経過したところで集団がペースを緩めた。

逃げに乗ったのはニルス・ポリッツ(チーム カチューシャ・アルペシン)、アダム・ハンセン(ロット・ソウダル)、ロメン・シカール(ディレクトエネルジー)、ネイサン・ブラウン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム)、フレデリック・バカールト(ワンティ・グループゴペール)、ロマン・アルディ(チームフォルテュネオ・オスカロ)、の6選手。メイン集団はチーム スカイのコントロールで2~3分差をキープしている。

最初の4級山岳とその次の3級山岳をネイサン・ブラウンが先頭で通過、山岳賞を手に入れた。その後プロトンは全長約7kmのスパ・フランコルシャンサーキットを駆け抜け、中間スプリントポイントではポリッツ、バカールト、シカールの順番で獲得。メイン集団ではマーク・カヴェンディッシュ(チーム ディメンションデータ)がほかのスプリンターたちに競り勝った。

ゴールまで60km、タイム差が1分を切ったタイミングでトーマス・デヘント(ロット・ソウダル)、リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー)、ピエールリュック・ペリション(チームフォルテュネオ・オスカロ)の3選手が先頭集団に合流、しばらく9選手で逃げるも脚の疲労度にばらつきがあり、シカール、バカールトがラスト42kmでメイン集団に吸収、ポリッツ、ネイサン・ブラウン、アダム・ハンセンも残り距離35kmで集団に飲み込まれた。

連日メイン集団を牽引するのはジュリアン・ヴェルモト(クイックステップフロアーズ)やユライ・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)、ローレンス・テンダム(チームサンウェブ)ら。フランス国境の近くまでくるとタイム差がぐんと縮まり、この日の敢闘賞を手にしたカルメジャーヌの単独走をラスト9.8kmで吸収した。

各チームがトレインを組みリスク回避のための場所取りが始まったが、葛折りの下り坂、街中のうねる道、そして最後の3級山岳の登りに入る頃にはトレインは完全に崩壊。ステージ勝利を狙う選手たちがベストポジションを模索しながらフラムルージュを抜ける。リッチー・ポート(ビーエムシー レーシングチーム)が最初に加速し、アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)が続く。ラスト400mで先頭に押し出されたペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が周りとのタイミングを見計らい、踏み込んだ瞬間にペダルからクリートが外れたが、ラストスプリントで競り勝ちステージ優勝を飾った。ツール通算8勝目、マイヨ・ヴェールのマルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)まで16ポイント差の3位に浮上した。

「チームのサポートに感謝したい。ゴール前では思ったよりも早く先頭に出てしまい、クリートも外れたけれど落ち着いて対応できた、勝てたことに非常に満足している」(サガン勝利後インタビュー)

第3ステージ結果

1 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)in 5h 07'19''
2 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'00''
3 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 00'00''
4 フレフ・ヴァンアーヴェルマート(ビーエムシー レーシングチーム/ベルギー)at 00' 00''
5 アルベルト・ベッティオール(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/イタリア)at 00' 02''
6 アルノー・デマール(エフデジ/フランス)at 00' 02''
7 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 00' 02''
8 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)at 00' 02''
9 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 00' 02''
10 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)at 00' 02''
・・・
80 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 01' 37''

個人総合順位

1 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)in 10h 00'31''
2 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 00' 12''
3 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)at 00'12''
4 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)at 00'13''
5 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ディメンションデータ/ノルウェー)at 00' 16''
6 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00' 25''
7 フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ/ベルギー)at 00' 30''
8 ミカル・クヴィアトコウスキー(チーム スカイ/ポーランド)at 00' 32''
9 ティム・ウェレンス(ロット・ソウダル/ドイツ)at 00' 32''
10 ニキアス・アルント(チームサンウェブ /ドイツ)at 00' 34''
・・・
18 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 00' 45''
20 リッチー・ポート(ビーエムシー レーシングチーム/オーストラリア)at 00'47''
21 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 00'48''
24 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'51''
26 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 00'52''
27 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 00'54''
104 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 03'21''

ポイント賞

1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)66 pts
2 アルノー・デマール(エフデジ/フランス)57 pts
3 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)50 pts

山岳賞

1 ネイサン・ブラウン(キャノンデール・ドラパックプロサイクリングチーム/アメリカ)3 pts
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)2 pts
3 テイラー・フィニー(キャノンデール・ドラパックプロサイクリングチーム/アメリカ)2 pts

新人賞

1 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)in 10h 00' 56''
2 アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ プロチーム/カザフスタン)at 00' 12''
3 シュテファン・キュンク(ビーエムシー レーシングチーム/スイス)at 00' 13''

チーム総合順位

1 チーム スカイ(イギリス)in 30h 01'52''
2 クイックステップフロアーズ(ベルギー)at 01' 01''
3 モヴィスター チーム(スペイン)at 01' 16''

敢闘賞

173 リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー/フランス)

第3ステージのリタイア

なし

J SPORTS編集部

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