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サイクル ロードレース コラム 2017年7月9日

【ツール・ド・フランス2017 第8ステージ結果速報】プロデビュー2年目のカルメジャーヌがラスト18kmを単独走でステージ勝利!

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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終盤、独走態勢を固めたカルメジャーヌ

ドールを出発して187.5km先のスタスィヨン・デ・ルッスを目指す3つの山岳ポイントを通過する山岳ステージ。逃げ切りでのステージ優勝を狙う大勢の選手がアクチュアルスタートから飛び出した。

残り168kmでフレフ・ヴァンアーヴェルマート(ビーエムシー レーシングチーム)、アレクセイ・ルツェンコ(アスタナ プロチーム)、シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー)の3選手が抜け出し、落ち着いたかと思われたのも束の間、メンバーを逃げに送り込みたいチームサンウェブがメイン集団を牽引し、スタートから28kmの無印峠まで平均時速53km/hで飛ばし続けた。残り155kmでアルノー・デマール(エフデジ)が体調不良で遅れはじめ、最終的に37分33秒でなんとかフィニッシュしている。

45.5km地点の中間スプリントポイントが近くとアタック合戦は鳴りを潜め、スプリンターを抱えるチームがプロトンをコントロール。アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)、マイケル・マシューズ(チームサンウェブ)マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)の順番で通過。その加速を利用してアタックした選手が多数、マティアス・フランク(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)、マルクス・ブルグハート(ボーラ・ハンスグローエ)、ヤッシャ・ズッターリン(モヴィスター チーム)、シリル・ルモワンヌ(コフィディス、ソリュシオンクレディ)の4選手が抜け出し、ようやく逃げが容認された。

残り110kmで追走が逃げグループにジョイントすると50選手での先頭集団が形成、メイン集団もタイム差2~3分程度でペダルを緩めずに追いかける。先頭集団の中でアタック合戦は継続され、逃げては吸収を幾度となく繰り返している。3級、2級山岳ポイントをワレン・バルギル(チームサンウェブ)が先頭で通過、ここまでの平均時速は43km/h。

セルジュ・パウエルス(チーム ディメンションデータ)、ニコラス・ロッシュ(ビーエムシー レーシングチーム)、リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー)、ヤン・バークランツ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)、バルギル、サイモン・クラーク(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム)、ヴァンアーヴェルマート、ロベルト・ヘーシンク(チーム ロットNL・ユンボ)の8選手の逃げグループが最後の1級山岳の登り口へ、追走は4選手まで減りメイン集団は1分半遅れて登り始めた。

逃げグループからヴァンアーヴェルマートとバルギルが遅れ、ロッシュとパウエルスがアタックするとカルメジャーヌだけが追いかけ、遅れてヘーシンクもジョイントに成功し4人でゴールを目指す。ラスト18km地点でカルメジャーヌがアタックし独走、ヘーシンクが追うも30秒の差が縮まらない。カルメジャーヌは1級山岳ポイントを先頭通過しマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュを手に入れ、敢闘賞を獲得し、ラスト5km地点では脚の痙攣と戦いながらもそのまま単独走でフィニッシュ、プロデビュー2年目の24歳のフランス人選手は一気にスターダムへと駆け上がった。また、総合勢は50秒後に集団ゴール、特に変動はなかった。

「ゴールラインを踏んだ時は信じられなかった。チームメイトのサポートのおかげで勝つことができた。修羅場のような凄いステージでレースが進むほど厳しくなっていった。強いトルクでガシガシ踏んでたから攣ってしまったけれど、脚をまわして回復につとめた」(カルメジャーヌ勝利後インタビュー)

第8ステージ結果

1 リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー/フランス)in 4h 30'29''
2 ロベルト・ヘーシンク(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)at 00' 37''
3 ギヨーム・マルタン(ワンティ・グループゴペール/フランス)at 00'50''
4 ニコラス・ロッシュ(ビーエムシー レーシングチーム/アイルランド)at 00'50''
5 ロマン・クロイツィゲル(オリカ・スコット/チェコ)at 00'50''
6 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 00'50''
7 ミカエル・ヴァルグレン(アスタナ プロチーム/デンマーク)at 00'50''
8 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)at 00'50''
9 ネイサン・ブラウン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/アメリカ)at 00'50''
10 ロマン・アルディ(チームフォルテュネオ・オスカロ/フランス)at 00'50''
・・・
143 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 31'34''

個人総合順位

1 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)in 33h 19'10''
2 ゲラント・トーマス(チーム スカイ/イギリス)at 00'12''
3 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 00'14''
4 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 00'25''
5 リッチー・ポート(ビーエムシー レーシングチーム/オーストラリア)at 00'39''
6 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 00'43''
7 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'47''
8 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 00'52''
9 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 00'54''
10 ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)at 01'01''
・・・
11 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 01'01''
12 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 01'07''
13 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 01'24''
135 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 45'40''

ポイント賞

1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)212 pts
2 アルノー・デマール(エフデジ/フランス)182 pts
3 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)140 pts

山岳賞

1 リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー/フランス)11 pts
2 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)10 pts
3 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)8 pts

新人賞

1 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)in 33h 19'53''
2 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'24''
3 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 00'41''

チーム総合順位

1 チーム スカイ(イギリス)in 99h 58'32''
2 ビーエムシー レーシングチーム(アメリカ)at 01'59''
3 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(フランス)at 03'21''

敢闘賞

173 リリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー/フランス)

第8ステージのリタイア

なし

J SPORTS編集部

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