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写真:今大会4勝目をあげたキッテル
「確かに今の僕は『マルセル史上最強』だと断言できる。これ以上ないほどの調子の良さを感じている。ただ、マイヨ・ヴェールに関しては、まだまだとてつもなく先の話だよ。アルノー・デマールの例でも分かるように、突然の体調不良で、全てが崩れ落ちてしまう可能性もある。それに手強いライバルも揃ってる。特にマシューズとクリストフを警戒しなければならないよ」(キッテル、公式記者会見より)
総合狙いの選手やヒルクライマーたちは、2日後のピレネー入りを控えて、平和に1日を終えた。ワレン・バルギルは生まれて初めてマイヨ・ア・ポワを着て走り、人気者ジャージの威力をひしひしと感じたらしい。
「外国チームで走っているせいか、集団走行中は応援してもらえることが少ないんだけど……。今日は目立つジャージのおかげで、たくさん声をかけてもらえたよ!心からステージを満喫できた」(バルギル、ミックスゾーンインタビューより)
一方のフルームは、自身49枚目のマイヨ・ジョーヌを身にまとって、4時間1分のイージーライドを終えた。
「いやいや、ツールでは、決して簡単なステージなんて存在しないんだ。ただ、間違いなく、静かな1日だった。面倒なことは起こらなかったし、リラックスして走ることが出来た」(フルーム、ミックスゾーンインタビューより)
フィニッシュ後の表彰式では、記念すべき50枚目のジャージを授与された。2013年14日間着用、2015年16日、2016年14日、2017年6日と、いずれの年も大会前半から長期独裁政権を敷いてきたおかげで、ジャージ着用日数ランキングでは、早くも、ツール総合5勝ジャック・アンクティルと並ぶ史上4位タイにつける。
つまり第11ステージ以降は、単独の史上4位として、記録を更新していくことになる。もしもこのままパリまでマイヨ・ジョーヌを守り続ければ、通算61日となり、史上3位のミゲル・インドゥライン60日を超える。残すは2位ベルナール・イノー75日、1位エディ・メルクス96日という、史上に燦然と輝く2人の大チャンピオンの記録だけである。
☐ ツール・ド・フランス 2017
ツール・ド・フランス2017 7月1日(
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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