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サイクル ロードレース コラム 2017年7月15日

【ツール・ド・フランス2017 第13ステージ結果速報】バルギルがフランス革命記念日にツール初区間優勝!マイヨ・ジョーヌはアルがキープ

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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写真:積極的な走りを見せたコンタドール

サン=ジロンを出発して1級山岳を3つ登り101km先のフォワへと向かう、本大会最短ステージ(タイムトライアルを除く)。

ゼロキロファーストアタックで飛び出したのはマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ着用のワレン・バルギル(チームサンウェブ)、トマ・ヴォクレール(ディレクトエネルジー)のフランス人コンビ。しかし激しいアタック合戦が続きスタートから10km進んだところで吸収された。

シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー)、フィリップ・ジルベール(クイックステップフロアーズ)、アレッサンドロ・デマルキ(ビーエムシー レーシングチーム)の3選手が抜け出すとそのまま中間スプリントポイントを通過。メイン集団ではマイケル・マシューズ(チームサンウェブ)、マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)の順で通過した。

先頭3選手に対し幾つかの追走グループが形成され1級山岳コル・ド・ラトラプ(登坂距離5.6km、平均勾配7.3%)へと突入する。先頭グループの中からデマルキが抜け出し独走へ。追走、メイン集団もハイペースで登っているため千切れていく選手が続出。メイン集団の中からバルギルが抜け出すとアルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード)、ミケル・ランダ(チーム スカイ)も追いつき3選手で追走、デマルキが1級山岳ポイントを先頭で通過。下り終わったところでコンタドールグループはデマルキに追いつき先頭へ躍り出た。

2つ目の1級山岳コル・ダニェス(10km、8.2%)で遅れ始めたバルギルはマイヨジョーヌグループから抜け出したナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)、ミカル・クヴィアトコウスキー(チーム スカイ)らと共に追走する。2つ目の1級山岳ポイントをコンタドールが先頭通過、2分半後にマイヨジョーヌグループも下り始めクリス・フルーム(チーム スカイ)やロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)が果敢にアタックするもファビオ・アル(アスタナ プロチーム)引き離すことはできなかった。

最後の1級山岳ミュール・ド・ペゲール(9.3km、7.9%)に入ると追走していたクヴィアトコウスキーがフルームを待つために足をとめ、キンタナとバルギルの2選手が先頭を走るコンタドールとランダにジョイントした。マイヨジョーヌグループでは激しい消耗戦が行われジョージ・ベネット(チーム ロットNL・ユンボ)やミケル・ニエベ(SKY)らが千切れ27人から7人にまで人数を減らした。先頭グループでは1級山岳ポイントをバルギルが獲得、後方ではフルームやダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ)らが幾度となくアタックを仕掛け、ふるい落としにかかるも誰も遅れなかった。

リゴベルト・ウラン(CDT)が下りでマイヨジョーヌグループから抜け出すも平坦路で吸収、マーティンがカウンターアタックで抜け出すとタイム差が広がった。残り4.3kmで再びフルームがアタックするも吸収され、カウンターアタックでサイモン・イェーツ(オリカ・スコット)も抜け出すことに成功。

先頭グループはフラムルージュを越え、残り500mでコンタドールが加速し最後の180度カーブを曲がる。外側からバルギルがコンタドールを追い抜き、最後はガッツポーズを決めながらフィニッシュラインを駆け抜けた、バルギルはツール区間初優勝。

この日の敢闘賞を獲得したコンタドールはキンタナに抜かれ3着でゴール。コンタドールとキンタナは総合タイム1分48秒(+ボーナスタイム)回復に成功、4着に入ったランダが総合順位7位から5位へジャンプアップしている。また、マイヨジョーヌグループから抜け出したマーティンとイェーツは9秒総合タイムを縮めた。

先日ゴール後にペナルティ20秒を課せられたウランとベネットはペナルティ取り消しとなっている。

「フランス革命記念日に勝つことができて本当に嬉しい!目標は山岳賞ジャージをパリまで持ち帰ることだ!」(バルギル勝利後インタビュー)

第13ステージ結果

1 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)in 02h 36'29''
2 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 00'00''
3 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 00'00''
4 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 00'02''
5 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 01'39''
6 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 01'39''
7 ミカル・クヴィアトコウスキー(チーム スカイ/ポーランド)at 01'48''
8 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 01'48''
9 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 01'48''
10 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 01'48''
・・・
11 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 01'48''
12 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 01'48''
102 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 15'41''

個人総合順位

1 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)in 55h 30'06''
2 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 00'06''
3 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'25''
4 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 00'35''
5 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 01'09''
6 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 01'32''
7 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 02'04''
8 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 02'07''
9 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 04'51''
10 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 05'22''
・・・
11 ジョージ・ベネット(チーム ロットNL・ユンボ/ニュージーランド)at 06'24''
12 ミケル・ニエベ(チーム スカイ/スペイン)at 09'50''
13 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 10'33''
113 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 01h 54'11''

ポイント賞

1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)363 pts
2 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)235 pts
3 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)180 pts

山岳賞

1 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)94 pts
2 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)33 pts
3 トーマス・デヘント(ロット・ソウダル/ベルギー)32 pts

新人賞

1 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)in 55h 32'10''
2 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 02'47''
3 ピエール・ラトゥール(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 08'29''

チーム総合順位

1 チーム スカイ(イギリス)in 166h 35'40''
2 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(フランス)at 19'18''
3 モヴィスター チーム(スペイン)at 01h 01'00''

敢闘賞

31 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)

第13ステージのリタイア

79 アルテュール・ヴィショ(エフデジ/フランス)
53 ヤコブ・フグルサング(アスタナ プロチーム/デンマーク)

J SPORTS編集部

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