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サイクル ロードレース コラム 2017年7月22日

【ツール・ド・フランス2017 第19ステージ結果速報】6mmに泣いたボアッソンハーゲンがラスト3km独走し6年ぶり区間勝利、通算3勝目!

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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写真:ボアッソンハーゲンを先頭に走るエスケープグループ

アルプス決戦を終え、アンブランから南仏サロン=ド=プロヴァンスへと向かう222.5kmの今大会最長の移動ステージ。翌日に個人タイムトライアル決戦を控えているため、総合勢は動かない。

この日も激しいアタック合戦が繰り広げられた。区間優勝を狙う選手、チームが逃げては吸収を繰り返す。ピエール・ローラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム)ら8選手が飛び出した状態で3級山岳へ突入。登りでもアタック合戦は続きハイペースな登坂で後続が遅れ、ロメン・シカール(ディレクトエネルジー)が山頂ポイントを先頭で通過。

下りでリリアン・カルメジャーヌ(ディレクトエネルジー)とエリー・ジェスベール(チームフォルテュネオ・オスカロ)が先行、バウク・モレマ(トレック・セガフレード)、トーマス・デヘント(ロット・ソウダル)、ダニエーレ・ベンナーティ(モヴィスター チーム)ら追走18人が追いつき20人での先頭グループが形成され、メイン集団はチーム スカイのコントロールが始まりペースを緩めた。

2つ目の3級山岳をロマン・アルディ(チームフォルテュネオ・オスカロ)が、中間スプリントポイントをデヘントが先頭通過。残りの獲得可能ポイント数で、ポイント賞2位のアンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)が首位のマイケル・マシューズ(チームサンウェブ)を追い抜くことが不可能になったためマシューズのマイヨ・ヴェールが確定した。

最後の3級山岳に入ると20人の先頭グループが活性化、アタックと吸収を繰り返しペースがあがるとトニー・ギャロパン(ロット・ソウダル)が苦しみだし、メイン集団では先頭吸収が不可能な距離とタイム差になった。山頂ポイントをシカールが先頭通過し、残り距離20kmで先頭グループにイェンス・ケウケレールとミハエル・アルバジーニの2人を送り込んだオリカ・スコットが仕掛けると先頭グループの20人が3つに分断、9人が抜け出しゴールを目指す。

残り距離10kmで追走とのタイム差は25秒まで広がり、ジェスベールが最初にアタックするも抜け出せない。エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ディレクトエネルジー)も試みるがすぐにチェックが入る。残り5kmでシルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー)がアタックするもこの日、敢闘賞のケウケレールがチェック、誰もが抜け出せず9人ひと塊りのまま残り2.8km。

街中に入るラウンドアバウトでボアッソンハーゲンとニキアス・アルント(チームサンウェブ)だけが近道の右回りを選択、合流すると2人が抜け出した形になり、そのままロングスプリントを開始するとアルントが離された。ボアッソンハーゲンはアルントに5秒差をつけ単独フィニッシュラインを越えた。ボアッソンハーゲンは6年ぶりツール通算3勝目。左回りした5人は17秒後に、メイン集団は12分27秒後に集団ゴールをし、総合勢に動きはなかった。

「最後の9人が上手くコントロールできていなかったからラスト3kmでアタックした。スプリントでもよかったけど、アタックで正解だった、ビデオで見て右回りだと知っていたからね。残り2kmから踏み込んで誰も追いついてこなかったからやりきれた。逃げ切り勝利の方が写真判定がないから安心だよね」(ボアッソンハーゲン勝利後インタビュー)

第19ステージ結果

1 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ/ノルウェー)in 05h 06'09''
2 ニキアス・アルント(チームサンウェブ /ドイツ)at 00'05''
3 イェンス・ケウケレール(オリカ・スコット/ベルギー)at 00'17''
4 ダニエーレ・ベンナーティ(モヴィスター チーム/イタリア)at 00'17''
5 トーマス・デヘント(ロット・ソウダル/ベルギー)at 00'17''
6 シルヴァン・シャヴァネル(ディレクトエネルジー/フランス)at 00'17''
7 エリー・ジェスベール(チームフォルテュネオ・オスカロ/フランス)at 00'17''
8 ヤン・バークランツ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/ベルギー)at 00'17''
9 ミハエル・アルバジーニ(オリカ・スコット/スイス)at 00'19''
10 ピエールリュック・ペリション(チームフォルテュネオ・オスカロ/フランス)at 01'32''
・・・
27 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)at 12'27''
95 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 12'27''
167 アレッサンドロ・デマルキ(ビーエムシー レーシングチーム/イタリア)at 12'27''

個人総合順位

1 クリス・フルーム(チーム スカイ/イギリス)in 83h 26'55''
2 ロメン・バルデ(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル/フランス)at 00'23''
3 リゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック プロフェッショナル サイクリングチーム/コロンビア)at 00'29''
4 ミケル・ランダ(チーム スカイ/スペイン)at 01'36''
5 ファビオ・アル(アスタナ プロチーム/イタリア)at 01'55''
6 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)at 02'56''
7 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)at 04'46''
8 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 06'52''
9 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)at 08'22''
10 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)at 08'34''
・・・
11 ダミアーノ・カルーゾ(ビーエムシー レーシングチーム/イタリア)at 13'41''
12 ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム/コロンビア)at 13'52''
15 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)at 31'01''
109 新城 幸也(バーレーン・メリダ/日本)at 03h 15'17''

ポイント賞

1 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)364 pts
2 アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル/ドイツ)204 pts
3 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム ディメンションデータ/ノルウェー)200 pts

山岳賞

1 ワレン・バルギル(チームサンウェブ/フランス)169 pts
2 プリモシュ・ログリッチェ(チーム ロットNL・ユンボ/スロベニア)80 pts
3 トーマス・デヘント(ロット・ソウダル/ベルギー)64 pts

新人賞

1 サイモン・イェーツ(オリカ・スコット/イギリス)in 83h 31'41''
2 ルイ・メインチェス(UAEチームエミレーツ/南アフリカ)at 02'06''
3 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)at 26'15''

チーム総合順位

1 チーム スカイ(イギリス)in 250h 38'26''
2 アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(フランス)at 03'08''
3 トレック・セガフレード(アメリカ)at 01h 41'51''

敢闘賞

87 イェンス・ケウケレール(オリカ・スコット/ベルギー)

第19ステージのリタイア

196 オンドレイ・ツィンク(バーレーン・メリダ/チェコ)
167 チモ・ローゼン(チーム ロットNL・ユンボ/オランダ)

J SPORTS編集部

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