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サイクル ロードレース コラム 2017年7月26日

ツールの終わりは新たなスタート。クリス・フルーム「きみたちの愛とサポートがすべてを可能にしてくれる」

ツール・ド・フランス by 寺尾 真紀
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今ツールでは、他にもたくさんのドラマが生まれた。




30年ぶりに祖国で開幕したツールで、マルセル・キッテルが平坦スプリントを席巻した。マイヨ・ヴェールを身につけ、区間5勝を手に入れたドイツ人は、アルプスでの落車により、失意の涙を流してツールを去った。
平坦スプリントではキッテルに及ばなかったものの、マイケル・マシューズは緑のジャージを諦めなかった。ゴールスプリントで1ポイントも取れず涙にくれたあと、ロデズの9.6%の上りゴールで優勝してから、再びモチベーションを取り戻した。マッシフサントラルの山々が前半に登場した2日後のステージでも、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン、ジョン・デゲンコルプらをおさえて2回目の優勝。ピレネー、アルプスでも中間スプリントポイントに挑み続けた努力が実り、キッテルから引き継いだマイヨ・ヴェールを最後まで守り通した。




マシューズのルームメートのワレン・バルギルも、マシューズとは別の色の…別の柄のジャージを身につけて、フランス中を沸かせた。
ジュラ山脈で2日連続の大逃げを企て、マイヨ・ア・ポワを手に入れたマシューズは、その後も積極的に前に出て、山でアタックをし続けた。それが大きく実ったのが、ピレネーの101kmの山岳ステージ。共に先行していたアルベルト・コンタドール、ナイロ・キンタナとラインを争い、見事に勝利をものにした。7月14日のバスティーユ・デイ(フランスの革命記念日)にフランス人選手が勝つのは、ダヴィド・モンクティエ(2005年)以来実に12年ぶりということで、フランス中が興奮に包まれた。
彼の快進撃はそれでは終わらなかった。これまで30回以上ツールに登場しながら、今回初めて山頂ゴールの舞台となったイゾアール峠で、バルギルはアタックに出た。前を行く選手たちを一人一人追い越し、イゾアールの高みを目指す。最後に残ったダルウィン・アタプマを追い抜き、フラムルージュを越える。500m…400m。ゴール前200mで、サドルから腰を上げて勢いをつけると、バルギルは一気にフィニッシュラインに向かい、天にキスを投げた。バルギルは、赤い水玉ジャージを自分のものにしただけでなく、イゾアール峠初の勝者として、歴史に名を刻んだ。





白い新人賞ジャージは、革命記念日の短い山岳ステージやマッシフ・サントラルで闘志あふれるアタックを見せたサイモン・イェーツが受け取った。難関山岳でもオーバーペースを避け、落ち着いた走りをこころがけて総合7位をものにした。TUE(治療使用特例)の手続きミスにより4か月の出場停止処分を受け、出場が叶わなかった昨ツールでは、双子の片割れのアダムが新人賞を獲得(総合4位)しており、兄弟から、新人賞ジャージを引き継ぐたいへん珍しいケースになった。

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