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【ブエルタ・ア・アンダルシア2018 プレビュー】フルーム、ランダらが参戦! グランツールへとつながる「太陽の道」アンダルシアを制するのは誰か!?
サイクルNEWS by 福光 俊介アンダルシアを知り尽くしたバルベルデは今回欠場。当初は出場を予定していたが、レースプログラムを変更し、今大会はミケル・ランダを“ミスター・アンダルシア”の後継者に指名。ランダにとっては、モビスター チームに加入して初のレース。いわばシーズン初戦だが、早速“絶対的エース”としての役割を担うことになる。自身はもとより、チームにとっても自国のレースとあり、総合優勝することがミッションだ。
まだまだシーズンが始まったばかりとあって、“打倒モビスター”は大げさかもしれないが、ライバルになり得る選手たちも多数参戦の意思を示した。ツールでの活躍を誓うヤコブ・フグルサングや、ジロ・デ・イタリアでの実績をステップにツールへと目標をシフトしたスティーブン・クライスヴァイク、若手有望株のギュローム・マルタンなどがスタートラインにつく予定だ。また、NIPPO・ヴィーニファンティーニも招待を受け、日本人選手も数人メンバー入りする見通しだ。
そして、開幕直前になりフルームが参戦を正式に表明した。昨年、ツールとブエルタ・ア・エスパーニャの総合2冠に輝いたが、そのブエルタ期間中に採取された尿サンプルから気管支拡張剤「サルブタモール」の異常値が検出。本人は喘息に対する処方ミスを主張しているが、UCIの判断を待つ状況にある。正式な裁定が下されるまではレース出場は可能で、今年のシーズン初戦をアンダルシアに据えた。オフは南アフリカでトレーニングを積み、1月だけで総距離4410km、獲得標高59535mを走破。その仕上がり具合に注目が集まる。
もっとも今年に限らず、これまでもビッグネームが自らの可能性をアンダルシアの道に求めたのは、それなりの理由がある。それはコース設定だ。
大会初日からカテゴリー山岳が次々現れるレイアウトが選手たちを待ち受ける。絞られた集団での勝負となりそうな第1ステージ(197.6km)にはじまり、1級山岳アルト・デ・ラス・アリャナダス(標高1003m)の頂上にフィニッシュする第2ステージ(140km)が大会前半のポイントとなる。
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