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サイクル ロードレース コラム 2018年9月13日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2018 第17ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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アダムがサイモンを強力にアシスト!

アダムがサイモンを強力にアシスト!

「ご覧の通りチームは今日もまたファンタスティックだった。ジャックはとてつもない仕事を成し遂げてくれたし、アダムはものすごい高速牽引を行ってくれた。ほぼフィニッシュ直前まで僕を守ってくれたよ!」(サイモン・イェーツ)

最後はサイモン・イェーツとバルベルデ、総合5位エンリク・マスの3人が、エースによる直接対決を繰り広げた。そして「ユイの壁」でおなじみフレッシュ・ワロンヌを過去5度も勝ち取ってきた38歳大ベテランが鮮やかなスプリントを切ると、23歳マスと共に、イェーツに8秒先行してフィニッシュラインを越えた。

イェーツの2秒後にはロペスが滑り込んだ。キンタナとクライスヴァイクが山頂に到着したのは、56秒も後のことだった。

「脚の調子はすごく良かったし、最後の最後でバルベルデやマスに数秒失われたことは、それほど悔やむべきことではない。むしろ数人のライバルからタイムを奪うことができたことに、満足しているんだ」(イェーツ)

本当に良い1日だった、と笑うイェーツは、つまり前日33秒差に突き離したバルベルデに、再びマイヨ・ロホまで25秒差に迫られた。しかも日に日に調子を上げているマスは、とうとう総合表彰台の位置へと駆け上がり、首位まで1分22秒差に接近した。アストゥリアス3連戦前は総合12位でしかなく、休息日前夜にはいまだイェーツから1分55秒の遅れを喫していたというのに。

またロペスはわずか1日で総合4位(1分36秒差)に返り咲いた。クライスヴァイクは再び5位(1分48秒)へと後退。キンタナは6位(2分11秒)へと順位を落とし、今後はバルベルデのサポートにまわることを宣言した。

「今日のキンタナは1分失ったけれど、大した損失じゃない。脚さえあれば、きっとキンタナは、アンドラステージで遠くから仕掛けるはずだ。僕の人生を間違いなく複雑にしてくれるだろうね」(イェーツ)

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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