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ステージ後半を延々コントロールしてきたモヴィスターのおかげで、残り15kmほどで、ピノの暫定マイヨ・ロホは消えた。さらに総合勢が本格的な戦闘モードに入ったのは、フィニッシュまでようやく5kmに迫ってから。EFエデュケーションファーストが隊列を組み上げると、突如としてスピードアップを図ったのだ。
隙きを突かれた数人が一瞬出遅れるも、大部分はすぐに体制を立て直した。ラスト1kmを切るとナイロ・キンタナが、さらにはロペスが猛加速を試みたが、誰1人として前に抜け出すことは出来なかった。デマルキが歓喜の区間優勝を果たしてから1分50秒後、ピノがフィニッシュラインを越え(中間ポイントでボーナスタイム1秒獲得)、そのわずか12秒後に、総合上位勢が揃って1日を終えた。
例外はメカトラで8秒落としたエマヌエル・ブッフマン。総合では4位から6位へと、ほんの少しだけ順位を落とした。またダビ・デラクルスも7秒遅れたが、総合順位は逆に13位から12位へとひとつ上げた。前日まで1分08秒差で総合11位につけていたファビオ・アルが、総合トップ15で唯一の、41秒という大きなタイムを落としたせいだった。
総合トップ10が47秒差でひしめき合う構図は変わらず、もちろんサイモン・イェーツは、マイヨ・ロホをしっかりと守り切った。ただ1秒差で赤ジャージに届かないバルベルデからは「あれがミッチェルトンの哲学なんだろうけど、彼らはたいしてジャージを守りに行かなかったよね」と批判され、ナイロ・キンタナは「(タイム差制御は)ミッチェルトンの仕事だったはずなのに、彼らは他のチームの仕事を利用しただけ」と辛辣なコメントを出した。
それに対してマイヨ・ロホはきっぱり。
「僕らが受け身だって?僕らは序盤100kmに渡ってコントロールしたじゃないか。それに対して彼らは80km程度しかコントロールしてない。だから、つまり、僕らは十分に仕事をしたんだよ」(サイモン)
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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